週末、八ヶ岳の山麓でキャンピングトレーラーの暮らしを満喫している写真家の小林キユウさん。
「山が好きで森の生活に憧れていたんです。5年前に80坪の別荘地を購入して、2年前からキャンピングトレーラーを引き入れて、週末に通っています。自分で小屋を建てるより簡単だし(笑)」
仕事柄、住まいは撮影機材などにあふれ、なかなか断捨離できない。
「50歳目前になって、都市で暮らす僕には日常を一時的に離れ、自分自身を見つめ直す非日常的な時間と空間が必要だと思ったんです。だからここには最低限のものしか置きません」
ひとりでふらっと行くこともあれば、妻と娘を伴って訪れることも。
「コーヒーを淹れて森を眺めながら、静かに座っているだけで充足します。何もない空間にいると日頃いかにモノに縛られているかを痛感しますね」