普段食べる機会がない魚や、食べにくいからと敬遠されやすい魚、工程上使いきれない部位や加工しにくい部位などを活用した水煮の缶詰。食べることが難しい魚の骨もやわらかく仕上げているので、骨ごと食べられるだけでなく、骨から出る旨味も一緒に味わうことができる。
そのままでも食べられるが、下処理いらずで、簡単に料理にも使用できる。
くらし
無印良品から魚の缶詰シリーズが発売。
無印良品は、工程上使いきれない部位や、加工しにくい部位を活用した魚の缶詰「にしん水煮」など6種類を全国の無印良品とネットストアで発売中。
にしん水煮

にしんの身は、数の子をとったあとも身欠きにしんや昆布巻きの芯として使われるが、細かい骨が多く食べにくいため、加工の需要が少なくなっている。しっかりとした加工を施すことで、細かい骨まで食べやすいように仕上げた。
価格:290円(190g)
こまい水煮

こまいは北海道で食べられているタラの一種。体長10センチほどのものを一夜干しで食べることが多く、大きいサイズのものは一般的ではないため流通していない。干物にするには大きすぎてはじかれるこまいを、食べやすいようまるごと水煮に。
価格:290円(190g)
さばの尾肉水煮

さば缶を作るときには、詰めやすい中心部分を使う。尾に近い部分は身が十分についているにも関わらず、使いきれていない。大きさにばらつきがあるため、さば缶では使いにくい部分を集めている。
価格:290円(190g)
秋鮭の中骨水煮

スモークサーモンやフィレを作る工程で、三枚におろされた骨部分を、残っている身と一緒に水煮にした。活用しにくい骨部分も、缶詰にすることでやわらかくなる。
価格:290円(190g)
まぐろの腹肉水煮

刺身用のサクを作るときに、腹部分は切り落とされる。切り落とされた部分はまぐろたたき用に使うが、生食をするための加工ができる業者は限定されており使いきれていない。
価格:350円(190g)
ぶりの腹肉水煮

ぶりの腹肉は、刺身や切り身に加工するときに切り落とされてしまう。まだ食べられる部分はたくさんついていても、骨をとるのに手間がかかるため食べられていない。
価格:290円(190g)
※価格はすべて税込

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。
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