最果ての地・知床で、動植物と大自然を堪能。【tupera tupera】
見たことのない景色に出合い、多様な食や文化に触れて、自由な心になる。生きる喜びを満喫できるおすすめの旅を、旅上手の夫婦ユニット、tupera tuperaに聞いた。
文・長谷川未緒
講演会などで旅に出ることが多い、アートユニット・tupera tuperaの亀山達矢さん。中でもおすすめは、子どもたちとも旅した北海道の知床だ。
「日本中を回っていますが、知床はダントツで遠い。でもそれがよくて、大自然に圧倒されます。旅には慣れている子どもたちも、どこまでも続く長い一本道を見ただけで、はしゃいで走り回っていました」
知床は、希少な動植物が生息していることなどから、世界自然遺産に登録されている。
「キタキツネは身近にいて、オジロワシとオオワシ、シマフクロウは運良く見られて貴重な経験でした。目が慣れないせいか、ほかの動物はなかなか探せませんでしたね。だからこそ、次は必ず見たいと思うんです」
知床五湖や、オシンコシンの滝などを訪れた中で、最も惹かれたのはウトロの奇岩群だ。
「オロンコ岩や、ゴジラ岩、亀岩など、壮大で、畏怖の念に打たれました」
訪れたのは初夏と冬。初夏は気候がよく、ハマナスなどの植物が見られ、冬は氷の大海原を歩く流氷ウォークをしたことが忘れがたい。
「広がる景色や、最高にきれいな夕日を見るだけでも、知床の良さを実感できると思います」
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