ずっと鰹節派だったワタナベマキさん。ところが瀬戸内海産のいりこに出合い、一から教わって取っただしのすっきりとした力強さや、深い味わいにすっかり魅了されてしまったのだそう。以来、日々のだしはいりこが中心に。
「内臓とエラをきちんと取り除き、から炒りすれば、臭みや苦味はまったく無くなります。1回分、ひとり2〜3本でいいので、実はたいした手間ではないんです。時間があるときにまとめて下処理をしておくと楽ですよ」
カルシウムや、DHA、EPAなどの不飽和脂肪酸も豊富。だしがらもいろいろな料理に使え、余すところなく食べられるいりこを、ぜひお試しあれ。