暮らしに役立つ、知恵がある。

 

ナガダユイさんのするめレシピ。

忙しい毎日にこそ摂りたい栄養豊富な海の幸。そこで活用すべきは缶詰、乾物、干物。主食材は手やハサミで調理できて下処理いらず、生にはない凝縮された旨みも楽しめる。そんな保存食の、和洋幅広いレシピをフードコーディネーターのナガタユイさんに教えてもらいます。

撮影・柳原久子 イラストレーション・山本由実 文・大澤千穂

【するめ】酒の肴の定番が滋味深いおかずに。

ナガダユイさんのするめレシピ。

するめといえば、マヨネーズをつけてそのまま食べるおつまみの定番。でもそんなおつまみ用ストックに少し手を加えるだけで、立派なおかずが出来上がる。

「煮物にすると、するめのだしが他の食材に染みて、とても深い味わいになります。水で戻せば天ぷらも簡単に作れます。生イカの揚げ物は油がはねたりと手がかかりますが、するめならハサミで切るだけ! さらに生イカより歯切れがよく食べやすいのも特徴です」

するめと大根とこんにゃくの煮物

ナガダユイさんのするめレシピ。

するめのだしが染み込む山形県のソウルフード、玉こんにゃく煮。玉こんにゃくが手に入らない時は普通のこんにゃくで代用できます。

【材料(作りやすい分量)】
するめ60g、熱湯300ml、大根1/2本、長ねぎ1本、生姜1かけ、玉こんにゃく300g、A[醤油大さじ3、みりん大さじ2、酒大さじ1、きび砂糖(普通の砂糖でも)大さじ1]、万能ねぎ少々

【作り方】
1.するめは食べやすい大きさに切り、鍋に入れて熱湯をかけ、30分ほど置く。
2.大根は食べやすい大きさに切り、長ねぎは斜め切り、生姜はせん切りにする。
3.1に2と玉こんにゃく、Aを加え、大根とするめが柔らかくなるまで20〜30分煮る。器に盛り、刻んだ万能ねぎをのせる。

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