【試して納得】細かい繊維で窓や網戸をピカピカにしてくれる、ふきんとスポンジ。
撮影・青木和義 文・板倉ミキコ
ただでさえ忙しい年末。大掃除に時間をかけられる余裕はなかなかありません。
日々気付いた汚れはちょこちょこ取り去っているし、エアコンはこの間掃除のプロに頼んでしまったし……。合理的に生きたい人間にとっては、大掃除なんて必要ない、ない! なんてうそぶいてみたものの、「大掃除をせずに新年を迎えるべからず」と日本人のDNAなのか、私の中にいる頑固オヤジが心の奥底から叫びます。
では改めて、大掃除を紐解いてみましょうか。
掃除という言葉が文献に出てくるのは平安時代から。絵巻物などで貴族の屋敷を掃除する姿も見受けられるようです。その頃の掃除道具は、羽箒やモップのような棒雑巾。時代が下って、庶民にも掃除に対する関心が高まったのは江戸時代。柱や廊下まで磨き上げる庶民の美意識が、世界に類を見ない清潔な都市、江戸を支えていたんでしょうね。
そして大掃除の原点は「煤払い」。江戸時代に始まったようですが、隅々まで掃除して1年の汚れと穢れを祓い、新しい「歳神様」を迎える準備をしました。神社を想像すればわかる通り、神様は清潔で落ち着いた空間が好きだからです。日本人が大切にしてきたしきたり。こうしておけば間違いない、と先祖が守り伝えてきたしきたりには、やはり意味があるんですよね。
随分と遠回りしましたが、気持ちよく新年を迎えるため、汚れが気になる箇所は今年のうちに取っておかなければ、とやる気が出てまいりました。狙うは、汚れがあっても見て見ぬ振りをしてきた窓や網戸です。
早速、特殊加工の繊維が網目やザルなどの汚れを簡単に落としてくれる「アロティー」というスポンジを、網戸専用に使ってみました。
銀色の繊維が細かくて、軽い汚れなら水で十分落ちます。台所付近の網戸や車の往来が多い道近くの網戸には、油汚れが多く付着しやすいので、ここは洗剤をつけて。網戸専用に開発されたものではないけれど、これは使えます。
続いて、よく見てみると手垢や雨の跡でくすんでいる窓ガラスに取り掛かります。ここは大判のマイクロファイバークロス「あっちこっちふきん」が活躍。キュッキュッと拭き取るたびに窓に輝きが戻ります。
キラキラと明るい光、爽やかな風が入ってくる窓。気の流れを重視する「風水」の観点からも、こうしておけば間違いがない気がします。
今年1年、私も家もお疲れさまでした。さて、来年はどんな年になるのやら…。季節の切り替わり、区切りを大切にしてきた私たち日本人。バタバタと新年を迎えず、心静かにお正月を迎えたいものです。(ライター Mikiko)
<商品概要>
■商品名
アロティーZ(抗菌スポンジタワシ)(税抜 260円)
あっちこっち®︎ふきん Lサイズ(税抜 980円)
■販売:クロワッサンの店
広告