暮らしに役立つ、知恵がある。

 

京都ならではの知恵が生きる、じゃこのおかず。

保存がきいて、肉や生魚より扱いが簡単。小平泰子さんが万能選手と太鼓判を押すじゃこで、しみじみとおいしい京都のおかずを作ります。

撮影・青木和義 文・山本有紀

だしも味付けも不要の潔い味わい。

じゃこと水菜のたいたん

京都ならではの知恵が生きる、じゃこのおかず。
【コツ!】じゃこの味が薄まらないようごく少量の水で煮てから、水菜を入れる。
【コツ!】じゃこの味が薄まらないようごく少量の水で煮てから、水菜を入れる。
京都ならではの知恵が生きる、じゃこのおかず。
【コツ!】じゃこの味が薄まらないようごく少量の水で煮てから、水菜を入れる。

味の決め手はじゃこの旨味。水菜は色と食感を残すためさっと煮る。小松菜やクレソンで作ってもいい。

【材料(2人分)】
水菜1把(200g) ちりめんじゃこ30g A[水150ml、日本酒大さじ1] 黒七味適量

【作り方】 
1.
水菜は3cmの長さに切る。
2.鍋にA、じゃこを入れて火にかけ、沸騰したら1を入れて菜箸などでざっくりと混ぜ、しんなりするまでさっと煮る。
3.器に盛り、黒七味を振る。
*冷蔵で3日保存可

じゃこの優しい風味が主役を引き立てる。

枝豆じゃこご飯

京都ならではの知恵が生きる、じゃこのおかず。
【コツ!】鍋の水が沸騰したところにじゃこを加えて、まんべんなく広げる。
【コツ!】鍋の水が沸騰したところにじゃこを加えて、まんべんなく広げる。
京都ならではの知恵が生きる、じゃこのおかず。
【コツ!】鍋の水が沸騰したところにじゃこを加えて、まんべんなく広げる。

調味料いらずで素材の味を生かしたご飯もの。枝豆以外に、銀杏やユリ根など季節の食材と合わせて。

【材料(作りやすい分量)】 
白米2合 水400ml ちりめんじゃこ50g 昆布8g 茹でた枝豆(さやから出して)1カップ(約100g)

【作り方】
1.
鍋に浸水させた白米と昆布を入れ、水を張って蓋をし、強火にかける(炊飯器の場合は、最初にじゃこも入れて普通炊きする)。
2.沸騰したらじゃこを加えて蓋を閉め、弱火で8分ほど炊き、火を止めて10分ほど蒸らす。
3.蓋を開けて昆布を取り出し、枝豆を加えてざっくりと混ぜ、茶碗に盛る。

京都ならではの知恵が生きる、じゃこのおかず。

小平泰子(こひら・やすこ)さん●料理家。季節感のあるおばんざいなど素材を生かした料理の提案が好評。毎月、京都と東京で料理教室を開催し、旬の京都のおかずを教えている。

『クロワッサン』1005号より

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