簡単なのに、きちんとおいしい。お酒が進む、絶品おつまみ。【ツレヅレハナコさんのレシピ】
撮影・馬場わかな スタイリング・久保百合子 文・河野友紀
お酒好きとして知られる料理編集者のツレヅレハナコさん。いわゆる“おかず”とおつまみの違いを尋ねると、
「まずは時間をかけずに作れること。長くても15分程度で出来上がるのが理想です。飲みながら作るときは、缶ビール1本飲み切る程度の時間で1品作り終えたいですね。それからメインとなる食材は2品、多くても3品程度で、意識しているのは、スパイスやマスタードなどアクセントとなる材料を1つ加えるということ。おつまみは味を濃いめに、という方もいますが、私の場合は濃さより“メリハリ”重視。そうすることで味のエッジがはっきりするのでお酒が進みますし、少しつまんだだけでも満足感が得られます」
バリエーション豊富なツレヅレさんのおつまみレシピから、厳選の12品を紹介。秋の晩酌のお供にぜひ。
青菜のオイル蒸し
レモンを搾ると野菜の味が際立つ。
【作り方】
1.蓋がしっかり閉まる鍋に青菜(写真は小松菜1/2把とスナップエンドウ適量)を入れて、酒大さじ2、オリーブオイル大さじ1、塩小さじ1/3を加える。
2.弱火にかけ、1分ほどしたら一度蓋を開けて全体を混ぜる。さらに1分ほど加熱し、皿に盛ってレモンを搾る。
卵ときくらげ炒め
絶妙な柔らかさとコク深い味。
【作り方】
1.きくらげを水で戻し、さっと茹でておく。
2.卵4個を割りほぐし、マヨネーズ大さじ1を入れる。塩小さじ1/3、黒こしょう少々、長ねぎのみじん切り5cm分を加えて混ぜる。
3.フライパンに油大さじ1強を入れて熱し、2を加えてゴムべらで混ぜ、卵が半熟になったら1を入れ、軽く混ぜて火を止める。
豚しゃぶの梅だれ
ふわっと瑞々しい食感に感激。
【作り方】
1.鍋に湯を沸かし、沸騰したら豚バラしゃぶしゃぶ用薄切り肉を入れる。すぐに火を止めて菜箸でほぐし、肉の色が変わったらざるに上げて冷ます。
2.皿に好みの野菜を敷き、1をのせる。梅肉・オリーブオイル・めんつゆ・水・砂糖各適量を混ぜた梅だれをかけ、ごまをふる。