尿崩症 (にょうほうしょう)

原因と特徴

尿崩症とは、ホルモンの異常によって大量の尿が排泄される病気です。中枢性尿崩症と腎性尿崩症の2種類があります。
中枢性尿崩症は、抗利尿ホルモンが正しく産生・分泌がされなくなったことで発症します。尿の量をコントロールするホルモンが存在しないので、腎臓からどんどん大量の尿が排泄されてしまいます。
原因としては、外傷や脳腫瘍などさまざまです。腎性尿崩症は、抗利尿ホルモンに腎臓が反応しなくなることで発症し、これは遺伝子異常をはじめ、慢性腎疾患、薬剤なども要因として挙げられます。

治療

脱水状態にならないために、適切な水分摂取を行います。また、症状によっては手術療法、化学療法、放射線療法なども行われます。いずれにせよ、尿崩症の原因疾患に対するアプローチが重要です。

監修

前田裕輔 (まえだ・ゆうすけ)

グランプロクリニック銀座院長

関西医科大学卒。内科専門医、日本抗加齢医学会専門医。

https://granpro-clinic.com/

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