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狭心症・心筋梗塞

原因と特徴

動脈硬化などによって、心臓をとりまく動脈(冠動脈)が狭くなり、心臓に十分な血液が流れなくなった状態を狭心症、狭心症が進行して冠動脈がさらに狭くなり、血管が完全に詰まった状態を心筋梗塞といいます。狭心症では、胸の中央からみぞおちにかけての胸痛が特徴です。胸の圧迫感や締めつけ感のほか、左肩や左腕、奥歯などに痛みを感じることもあり、広い範囲で痛みを感じます。そして心筋梗塞の特徴的な症状は、左胸から顎、左肩から腕にかけて広がる、脂汗が出るほどの激しい胸の痛みです。しかし、糖尿病治療歴のある人だと痛みの自覚症状が乏しいこともあるため注意が必要です。狭心症と心筋梗塞ともに、放置しておくと命に関わるため、強い胸の痛みや圧迫感などの自覚症状があるときは、すぐに受診を。

治療

狭心症・心筋梗塞ともに、薬物療法をはじめ、冠動脈の閉塞の状況においてはカテーテルによる治療、外科手術などが治療の選択肢として挙げられます。

  • 監修

    前田裕輔 (まえだ・ゆうすけ)

    グランプロクリニック銀座院長

    関西医科大学卒。内科専門医、日本抗加齢医学会専門医。

    https://granpro-clinic.com/

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