美保純さんと中井美穂さんが医師に聞く。糖質をコントロールすればもう太らずにすみますか?
撮影・青木和義 スタイリング・小泉美智子(美保さん) ヘア&メイク・HALU(美保さん)、冨永朋子(アルール/中井さん) 文・板倉ミキコ
1食分ごとに糖の適正量を意識。体に覚えさせていくこと。
山田 それでは、お二人の普段の食事や好き嫌いを聞きながら、読者の方にも参考になる実践法を解説しましょう。
中井 私は朝食をほとんど食べないか、パンやおにぎりだけを食べることが多いですね。ケーキを朝食にする時も。
山田 朝は血糖値が特に上がりやすいので、とても危険な食べ方ですね。
中井 でも、お腹が空かないんですよ。空いた時におにぎりを食べる感じで。
山田 一番ダメです。人間の体にはバイオリズムがありますが、朝日を浴び、朝食を食べることで末梢神経と中枢神経の体内時計がリセットされてバイオリズムが作られます。ナッツやチーズ、卵など、タンパク質や脂質を、少しだけでも朝食として口に入れてください。
中井 それと、夜にどーんと食べちゃうほうなんです。例えば昼を抜いたら、夜は1食分の糖質40gの2倍、80gまで摂っていい、ということには……。
山田 なりません(笑)。食の回数を減らせば自動的にエネルギー消費は低下します。そうすると太りやすくなる。食べなかった時間が長くなるほど、筋肉は削られていくんですよ。
中井 それは困りますね。
美保 私はコンビーフを1缶食べちゃうことがあります。ほぐすのが面倒くさいから、塊のままガブッて。
中井 ワイルド〜(笑)。
山田 とってもいいですね。あの1缶でタンパク質が20g摂れます。エネルギー消費も上がります。私も、ツナ缶やコンビーフに野菜を加え、オリーブオイルやマヨネーズをかけて朝食によく食べます。美保さんも、コンビーフに野菜を加えるといいでしょう。ビタミンや食物繊維が摂れますから。
美保 生野菜ってあんまり好きじゃなくて。でもキュウリは好き。
山田 ブロッコリーやカリフラワーなんかがオススメですが……。
美保 嫌い〜(笑)。
山田 じゃあキュウリでもいいですよ。マヨネーズをつけて食べてください。
美保 それならできそう!
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