自宅で簡単にできそうなセルフケアについても聞いてみました。
「お尻の左右の筋肉の真ん中あたりにある臀中(でんちゅう)、ふくらはぎの築賓(ちくひん)といったツボの指圧を試してみましょう。梨状筋の硬さが取れてくると、交感神経の緊張が緩んで下肢へ熱を運ぶ血流が復活し、足の血流がスーッと流れ、すぐに温かくなるはずです」(伊藤医師)。
下記のイラストを参考に試してみてください。
自宅で簡単にできそうなセルフケアについても聞いてみました。
「お尻の左右の筋肉の真ん中あたりにある臀中(でんちゅう)、ふくらはぎの築賓(ちくひん)といったツボの指圧を試してみましょう。梨状筋の硬さが取れてくると、交感神経の緊張が緩んで下肢へ熱を運ぶ血流が復活し、足の血流がスーッと流れ、すぐに温かくなるはずです」(伊藤医師)。
下記のイラストを参考に試してみてください。
冷えと一言でいっても、原因や対処法は1つではなく、自分の冷えのタイプに合った対処法を選ぶことが大切なのですね。
最後に、伊藤医師は「実は冷えに関しては、まともな研究が少なく、誤った対処法や治療法が世の中にあふれています。そんな情報に振り回されないためにも、困ったときには自分でセルフケアをしてください。下半身冷えには、臀中などへのソフトボール指圧が役に立ちます」と、アドバイスをくれました。
さらに、知っておきたい注意点があります。
「下半身の冷えだけでなく、しびれや痛みなどを伴う場合には注意が必要です。閉塞性動脈硬化症から起こる下肢の血流障害や、坐骨神経痛、腰部脊柱管狭窄症など腰臀部の病気の可能性もありますので、必ず病院で検査を受けてください」
心当たりのある方は、アドバイスを参考にしてくださいね。
※症状や治療法には個人差があります。必ず専門医にご相談ください。
ライター、メノポーズカウンセラー 及川夕子
更年期、まっただ中のライター。最近、ちょっと休んだぐらいでは疲れが抜けなくなってきて、以前よりもカラダのメンテが欠かせなくなったと実感。とはいえ、カラダの変化をポジティブに捉え、同年代の女性の健康に役立つさまざまな情報をお伝えしていきたいと思っています。ただいま、ヨガやマインドフルネスを実践中。ホルモン補充療法も試してみたい!
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