山口恵以子さんの腸内改善計画。発酵食とオイルを摂り、肌と髪のハリを維持して痩せる。
撮影・岩本慶三 文・一澤ひらり
ロボスキンアナライザーで肌を診断!
では肌はどうなのか? 東京・六本木「わかばクリニック」のロボスキンアナライザーで診断することに。しかし、ここでも予想は見事に覆された。今年還暦を迎える山口さんの肌年齢はなんと44歳! 院長の工藤清加さんからほめられるほどの美肌の持ち主だったのだ。
「最悪の想定をしていたのでビックリです。どうやら太っているのがプラスに働いて、栄養が行き渡っている状態なのかも(笑)。だとすると、これからダイエットしていくと肌と髪の毛のハリとかツヤとかがどんどん失われていく可能性があるのかしら」
そんな山口さんの心配にこたえて、工藤さんがアドバイス。
「いま美肌菌ブームで、表皮ブドウ球菌という皮膚常在菌の一種が注目されています。美肌菌を残すには洗浄成分の強くないもので洗顔すること。増やすためには乳酸菌が有効なので、私は豆乳と発酵食品を組み合わせて摂っています。女性ホルモンと似た働きをする大豆イソフラボンは心強い味方だし、乳酸菌を腸に運ぶ発酵食品は腸内環境の改善に必須ですからね」
[肌]評価は5つ星。肌年齢はまだ44歳の若さ!
スキンケアはチャチャッと手早く済ませるだけという山口さん。美容皮膚科「わかばクリニック」で肌を診てもらった。ロボスキンアナライザーという特殊なカメラで撮影し、肉眼では見えないシミや肝斑の有無、毛穴の状態、シワ、肌のきめ、水分、油分量などを総合的に評価する。
「きれいなお肌ですね。10項目のうち水分、油分、肌の明るさなど6項目が最高評価の5つ星。肌年齢は44歳です。シワの数も同世代の女性の3分の1しかありません」
と工藤さんの高評価に驚く山口さん。“食堂のおばちゃん”として働いていたときは、毎晩9時就寝、午前3時半起床の生活をキープ。肌のゴールデンタイムに寝ていたのがよかったのかも、と自己分析する。
「このまま維持していけば大丈夫。年齢とともに肌は薄くなっていきますが、それもありませんね」
と工藤さんが捺した太鼓判に、
「うふふ。面の皮が厚いっていうことですよね。当たってる!」
大笑いする山口さんだった。
「わかばクリニック」東京都港区六本木7-15-10 6F TEL:03-5786-4011