ガリ屋さんに教わる、生姜シロップと手作りガリの作り方。
撮影・青木和義
佃煮や漬物、シロップにすると、長期間、保存できる。
生姜は南方原産の野菜。寒さに弱いため、保存するときは、少し濡らした新聞紙やキッチンペーパーに包んで、15℃前後の場所で。 「生姜を、酢漬けや、佃煮、シロップにするのも、長期保存の知恵です。シロップにしておくと、炭酸水で割ればジンジャーエールに、焼酎で割ればジンジャーハイで楽しめます」。こう話してくれたのは、栃木県で漬物会社を営む、遠藤栄一さん。
シロップにはスパイシーな〝ひね生姜〟を。酢漬けや佃煮には、新生姜を使うのがおすすめ。 「ひね生姜は、収穫から2カ月以上おいて出荷するもの。新生姜は、収穫後すぐ出荷するもので、繊維が柔らかくて辛味が穏やか。ガリにすると、淡いピンク色を楽しめます。佃煮は、汁気を飛ばしておくと長持ち。そのまま盛ってもいいですし、刻んで、ふりかけのように食べてもおいしいです」
炭酸水に、紅茶に、生姜シロップ。
生姜100g、砂糖100g、水100㎖。できたシロップは、熱湯消毒した瓶に入れ、冷蔵庫で保存する。炭酸水や焼酎で割って飲む。生姜紅茶にも。
淡いピンク色が目にも優しい手作りガリ。
新生姜300g、甘酢(焼酎25度20㎖、酢100㎖、砂糖150g、食塩10g)。新鮮な生姜を使うと、甘酢の酸に反応して淡いピンク色になる。
遠藤栄一さん
えんどう・えいいち●遠藤食品社長 父・榮さんとの共著に『ガリ屋がまとめた生姜のはなし』(創元社)。
『Dr.クロワッサン 正しく食べて、我慢しないダイエット』
定価:810円(税込)
食べなければ痩せる、というのは大間違い。
とはいえ、何をどんなふうに食べれば、きれいに痩せられるのか。
女性が痩せにくい理由を4つに分けて、徹底的に特集しました。
正しい食べ方はもちろんのこと、痩せるレシピも、この1冊でわかります。
広告