更年期に効果的なエクオール。そもそもエクオールって?
イラストレーション /ノグチ・ユミコ 監修/高尾美穂(イーク表参道副院長)
エクオールは作れる人と作れない人がいる!
女性ホルモンとよく似た働きをするエクオール。大豆製品に含まれる成分が腸にある大腸菌の一種であるエクオール産生菌によって代謝され、エクオールは作られます。しかしエクオール産生菌がある人と、そうでない人がいるため、全員がエクオールの恩恵を受けられるわけではないのです。
以前はエクオールを作れた人でも、腸内環境の変化で作れなくなることも。またエクオールは体内で蓄積できず、1〜2日で体外に排出されます。産生者も非産生者でも、毎日大豆製品を食べることが大切。最近では簡単に経口で摂取できるような、エクオール含有食品も登場しています。それらを積極的に利用するのも手。腸内環境を整える生活習慣の継続がエクオール産生体質であるために大切です。
エクオールはこう作られる
エクオールの1日当たりの摂取目安量は10mg。これを大豆食品に換算すると
ただし
● 通常の食生活で十分な量のエクオールを毎日産生するのは難しい。
● 日によって産生量が変わる
● エクオールは蓄積できない
世界でのエクオール産出率には違いがある
ソイチェックを用いた エクオール産生能力と食生活に関する全国調査
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女性の体を守って、健康を保ってくれる女性ホルモン。若々しさや元気を保つのには、まず女性ホルモンを知ることです。
50歳ごろを境に女性ホルモンが激減して、様々な不調を感じるのが更年期。
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監修 高尾美穂(たかお・みほ)
女性のための総合クリニック イーク表参道副院長。産婦人科専門医・医学博士。東京慈恵会医科大学大学院修了後、東京慈恵会医科大学附属病院産婦人科助教、東京労災病院女性総合外来などを経て現職。女性スポーツ医学にも見識が深く、文部科学省・国立スポーツ科学センター女性アスリート育成・支援プロジェクトメンバーも務める。ヨガ指導者としての顔も持つ。
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