◎記憶力や集中力が落ちる
ボーッとしたり、集中力が落ちたり、物忘れが増える。判断力が鈍ったり、話していたことが途中からわからなくなったり、ものごとを秩序だってできなくなる人も多い。
◎体温の調整がうまくできない
急に暑くなったり寒くなったりする。流れ落ちるほどの汗をかいたり、のぼせたり、ぞくぞく冷えたり、顔がほてったりする。
◎心が不安定になる
理由もないのにカッとなったり、イライラしたりする。抑うつ気分で何もする気が起きなかったり、ちょっとしたことにこだわって悩んだりする。
◎骨や関節が弱くなる
手首や指、ひざ、足首などの小さな関節が痛む。ペットボトルの蓋が開けられないなどの不具合も。特に朝、手の指がこわばったり、しびれたりする。かかとや足の甲などが痛むことも多い。
◎皮膚や粘膜が弱くなる
目がかゆい、目が乾く、口が渇いてうまくしゃべったり飲み込んだりすることができない。膀胱の粘膜が弱まって尿道口が痛む。頻尿や尿もれがある。膣が乾燥する。
◎冷えやむくみがひどくなる
手足やお腹、腰が冷えてどうにもならない。むくんで体重が増える。頭が重くなる。腰やまぶたが重い。だるい。冷えのぼせ状態が続く。
不調!と思ったら、 婦人科や更年期外来へ
更年期に起こる心や体の不調はさまざま。でも、内科や耳鼻科、眼科、皮膚科といった不調に対する医療機関を受診しても、原因が見つからないことが少なくない。でも年のせいなどと言われてあきらめていてはダメ。原因がわからなければ、婦人科や更年期外来を受診して! 更年期の治療で、劇的に改善することもあります。