からだ

道具を使いほぐして流す、マッサージはメイクの一部です。

  • 撮影・金子吉輝 モデル・長谷川沙遊 文・岡井美絹子

リンパの出口を開いて気になる部分を引き上げる、簡単マッサージ。

マッサージをするときのポイントと注意点。

マッサージの際は、摩擦による刺激を防ぐため、スキンケア後など肌が保湿されている状態で行おう。また、“ながら”ではなく、鏡を見ながらどこに効いているのかを意識することが大切。効果を高めるには、老廃物の通り道になる脇や鎖骨、耳下腺にあるリンパの出口を開いてから流すこと。時間がない人は気になる部位だけでよいが、その場合もいきなり顔から始めるのではなく、最初の1〜4と、最後の13の工程は必ず取り入れて。とくに多くの人が悩んでいる目や頬のたるみには、以下の工程が効果的だ。

【目のたるみ】5 ▶︎ 6 ▶︎ 7
頭皮や額をほぐしてパッチリした目元に。

【 頬のたるみ 】9 ▶︎ 10 ▶︎ 11
頬のむくみとコリには噛み合わせを集中ケア。

1. 脇の下 先端で脇下を細かく円を描くよう、やや強めにグリグリと10回ほぐす。
2. 脇〜鎖骨 くぼみのついた辺で、脇から鎖骨に向かってやさしくさするように3回流す。次に先端で、鎖骨上のくぼみを3回押す。
3. 首〜耳 長めの辺で、鎖骨から耳下まで首の筋に沿って、やさしく3回流す。
4. 耳の前後 くぼみのついた辺で、耳の前後を矢印方向に各5回流す。1〜4を反対側も同様に。
5. 頭皮 くぼみのついた辺で、額の生え際から、センター、その左右、左右の耳裏から後頭部の順に矢印の方向に各2回流す。
6. 額 くぼみのついた辺で、額の中央からこめかみまでやさしく流す。左右各3回。
7. 眉の上下 眉の上下をくぼみのついた辺ではさんで、眉頭から眉尻に流す。左右各2回。
8. 頬の高いところ 黒目の下の頬が高くなっている部分を、先端で左右各3秒くらい押す。
9. 頬骨の下 辺のカーブを頬骨の下に合わせ、顔を傾けて頭の重さを利用して圧をかける。
10. 噛み合わせ 噛み合わせの始点に、先端で外回りに半円を描く。左右各5回。
11. ほうれい線 ほうれい線に長めの辺を当て、耳の前まで引き上げるように流す。左右各3回。
12. フェイスライン くぼみのついた辺で、あごから耳に向かって引き上げるように流す。左右各3回。
13. 耳の前〜鎖骨 長めの辺で、耳の前から鎖骨まで、首の筋に沿ってやさしく3回流す。最後に鎖骨上のくぼみを先端で3回押す。反対側も同様に。

レイナ●ヘア&メイクアップアーティスト。その人らしい魅力を引き出す明快なメイク理論で、女優やタレント、あらゆる世代の女性から支持されている。メイクアップサロン「Crystalline」主宰。

『クロワッサン』968号より

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