からだ

【さみしい編】心が弱ったときのツボストレッチ。

  • ライター 齋藤優子  イラストレーション 中村久美

さみしくて涙が出る

ただ手をおくだけでもOK

青霊(せいれい)を温める

場所:腕を曲げた時にできる肘の内側のシワから、指幅4本分上

方法:両手をさすって、心地いいぐらいに温めた手を、そっとおく。ただ手をおくだけでもいい。

[ 体の不調にも効く ]

頭痛 
目の疲れ
脇の下の痛み、汗ばみ

心が動いた時に涙が出るのは、ごく自然なこと。心と涙は密接に関係しています。心臓につながる通り道にある青霊を手で包むように温めて、涙を出し切り、心もじんわりと温めます。

さみしくて気分がふさぐ

温かいタオルを当てる

身柱(しんちゅう)を温めながら、大の字に寝る


場所:背中側。首の付け根から3つ目の出っぱりの下のくぼみ

方法:温めたタオルなどを肩甲骨の真ん中あたりにおいて、大の字になって寝る。

[ 体の不調にも効く ]

頭痛 
ぜんそく 
背中の痛み

身柱は、子どもの夜泣きによく使われる、気分を癒してくれるツボ。そこを温めて、リラックスさせながら、心に関わるツボがたくさん集まっている胸を広げて、ふさいだ気分をよくします。

『Dr.クロワッサン 心が弱ったときのツボストレッチ。』
柳本 真弓 監修
定価:850円 (税込)

肩こり、腰痛、ダイエット……、ツボは体をよくしたいときに押すものと決めつけていませんか。
イラっとしたとき、むなしいときなどにも、ツボは効果を発揮します。

心と体は表裏一体なのです。
眠る前に、今日一日の心の疲れもリセットしてみてください。

[ 監修 ]柳本真弓(やなもと まゆみ) 鍼灸按摩マッサージ指圧師、リンパドレナージセラピスト、『目白鍼灸院』院長。

大学卒業後、ひょんなことから興味を抱き、一念発起して鍼灸の世界へ飛び込む。鍼灸師として、さぁこれからという時に、“怖くて電車に乗れない”という試練に遭う。勤務鍼灸師として働いている時も、壁にぶち当たること多々。壁を乗り越えたい! 治療技術に自信を持ちたい! と門を叩いた北海道の師匠の元での修業も終え、何とか鍼灸専門院を開業するまでこぎつける。コンプレックスのかけらもなさそうに見えて、実は、日々あっちで傷つき、こっちでへこみ、ちょいちょい落ち込む。だからこそ患者にも言葉が響き、10年間来院者が後を絶たない。ちなみに、話しぶりもまた、見た目の印象とは裏腹に、かなりあけっぴろげ。「ものすごいクセ毛なんですけど、ブローするのもパーマかけるのも面倒臭くて」というわけで、前髪まですっきりと後ろにまとめたポニーテール姿で、日々治療を行っている。

http://mejiroacu.com

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