日比野式、1日1分。 毎日続けたい、目の3つの基本トレーニング。
「なんだか目の調子が悪い」「目が疲れたな」と思ったときにすぐにできるトレーニングを3つ紹介します。
撮影・もろだこずえ、青木和義 文・高橋顕子 スタイリスト・平澤雅佐惠、春原久子 ヘア・ERI 編集・越川典子
今すぐ、いつでもどこでも 手ぶらでできる簡単なケア。
「近視、老眼、スマホ労眼など、目のピントが合いにくい人は、ぜひ目のピント調節機能を鍛えるトレーニングを行ってみてください」とアンチエイジングドクターで医学博士の日比野佐和子さん。鍛えるといっても、日比野式は手軽で簡単。1日たった1分でできるトレーニングです。
「ここで紹介するトレーニングは目のストレッチだと思ってください。体のストレッチと一緒で、目の筋肉を適切に動かして、疲労や老化で凝り固まった筋肉をほぐしてあげるのが目的です」
特に、目のピント調節に直接関係する「毛様体筋」をよく動かすと、「水晶体」の柔軟性が高まり、ピントが合いやすくなります。さらに、トレーニングには血流をよくして、目の周りを温め、疲労を回復させる効果も。涙の分泌も促され、ドライアイの解消にも一役買います。
「アイマスクが目を外側から温めるなら、トレーニングは内側からしっかり温めるイメージですね」 どのトレーニングも1日に何度やってもOK。始めて2週間で視力に変化を感じる人もいるとか。早速始めましょう。
目の酷使で低下するピント調節力。
ピント調節力の変化を表したグラフ。長時間パソコン作業を行う16名を対象に調査したもの。月曜日作業前の値を100%としたところ、その日のうちにやや下がり、金曜日には相当低下していることがわかります。
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