決め手はお尻の柔らかさ。背中のラインを美しくする方法【前編】 | ダイエット | クロワッサン オンライン
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決め手はお尻の柔らかさ。背中のラインを美しくする方法【前編】

「S字カーブが美しい背中を作るにはお尻の筋肉を柔らかくすることがポイント」とスポーツ&サイエンス主宰の坂詰真二さん。まずはあたなのお尻の柔軟性を2つのテストでチェック。
  • 撮影・清水朝子 ヘア&メイク・遠藤芹菜 モデル・くらさわかずえ イラストレーション・川野郁代 文・大澤はつ江
スポーツ&サイエンス主宰の坂詰真二さん(右)、ガラス作家の一條朋子さん(左)。

自分ではチェックしにくい背中。気が付くと脂肪が付き、全体に丸みを帯びていることがある。ガラス作家の一條朋子さんも、最近、なんとなく背中にうっすらと脂肪が付いてきたと感じていたというので、今回、背中美人を目指して頑張ることに。

「夏物の洋服を着たときに、二の腕から背中にかけて、なんだかもたついて見える、と思ったんです」

「すっきりした美しい背中を手に入れるには、お尻の筋肉を柔らかくすることがポイントなんですよ。お尻と背中、まるで関係がなさそうでしょ。でも、背中を美しくするには姿勢が第一なんです。その姿勢に影響を与えるのがお尻の大殿筋。そこが固くなると骨盤が後傾してしまいます。そのままだと後ろに倒れてしまうので、人は膝を前に出し、背中を丸くし、頭を前に出すことでバランスを取ろうとする。典型的な猫背の姿勢ですね。猫背で肩が前に出てくると、肩甲骨周りの筋肉の柔軟性が低下し、動かないから脂肪が蓄積され、ますます丸くなり悪循環に」

と理論的なストレッチ指導に定評のある坂詰真二さん。逆に、お尻の大殿筋がしなやかに伸びていれば骨盤が立って、背骨が美しいS字カーブを描き、肩も後ろに引かれ肩甲骨が閉じ、膝や顎も正しい位置に収まる。

「正しい姿勢で立てば、背中がすっと伸びて見た目もすっきり。そのためには、大殿筋だけでなく、首の前部にある胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)、胸の大胸筋、お腹の腹直筋をストレッチで柔らかくしていくことが重要なんです。ところで一條さんは普段、どのような姿勢で仕事していますか?」

「ガラスの作品制作は立って行う場合と座ってする場合があるのですが、常に両腕を肩のあたりまで上げて、作業をすることが多いです。だから、肩と腕はいつもパンパンです」

「そのせいか右肩が下がり、頭が右に傾いていますね。でも、基本的に姿勢はいいですよ。肩甲骨が閉じて背すじもすっとしている。さらにいい姿勢になるには、大殿筋をはじめ、姿勢に関連する4つの筋肉をストレッチで柔らかくしていきましょう。背中美人に近づき、悩みの種の肩こりも解消されます」

簡単なテストで分かるあなたのお尻の柔軟性。

背中美人になるには、お尻の大殿筋を柔らかくして、骨盤をきちんと立て、正しい姿勢を保つことが重要だと分かった。では、自分のお尻がどの程度柔らかいのか?を知るために、一條さんに2つのテストにトライしてもらった(やり方は左を参照)。結果は合計3点。ごく平均的な柔軟性のお尻だった。

「スクワット・テストをなんなくクリアしたのにはびっくり。特に、後ろで手を組んでしゃがむ動作はお尻の筋肉が柔軟で、骨盤が立っていないとできません。背中を美しく見せるカギはお尻と身体の前面。気軽にできるストレッチばかりですから、毎日、続けてみてください」(坂詰さん)

「肩こりも解消できるように、これから2週間、頑張ります」

大殿筋の柔軟性が骨盤の位置を変える。

大殿筋が柔らかく伸びて、骨盤が立ってい る状態。背骨は美しいS字カーブを描き、 背すじがすっとした美しい姿勢になる。
大殿筋が固く縮んでいると、骨盤が後傾し、 身体の重心が後ろに。バランスを取るため 背中が丸まり、猫背の状態になる。

お尻の柔軟性を測るテスト。これができれば背中美人に。

ルックアップ・テスト

手を腰にあて、足を肩幅に広げたら、足の間 を 30 秒見る。
次に真上を 30 秒見る。

0点・・・30秒間見上げられない。上を見ると首や腰などに痛みや違和感を感じる。

1点・・・30秒間見ていられるがつらく感じる。

2点・・・下を見るのと同じように簡単に見上げられる。

ルックアップ・テストでは身体の前面の筋肉の柔軟性をチェック。下を見ているときは首の前、胸、腹の筋肉が縮んでいる。筋肉の柔軟性が低下している場合はこの姿勢がつらく感じる。

スクワット・テスト

足を肩幅に広げ、両腕を肩の位置に上げて前 に伸ばす。
そのままの姿勢でしゃがむ。
足を肩幅に広げ、両手を後ろで組む。
そのままの姿勢でしゃがむ。

0点・・・しゃがめない。

1点・・・しゃがんだまま、手を前に伸ばせる。

2点・・・手を後ろで組める。

スクワット・テストはお尻の柔軟性をチェック。お尻が柔らかく骨盤が立っていれば踵を浮かさず、後ろに倒れることなくしゃがむことができる。

【テスト1、2の合計】

0〜1点・・・お尻の柔軟性がなく固い。ストレッチを5秒×3回から始める。

2〜3点・・・お尻の柔軟性は平均的。ストレッチを10秒×3回行い、柔軟性を高める。

4点・・・お尻の柔軟性がある。ストレッチを15秒×3回。さらに柔軟性をアップ。

『クロワッサン』952号より

●坂詰真二さん スポーツ&サイエンス主宰/多方面の運動指導、後進の育成に尽力する。著書に『お尻をほぐせば「疲れ」はとれる』(ベスト新書)など。

●一條朋子さん ガラス作家/東京ガラス工芸研究所でガラス制作を学ぶ。

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