【中編】お腹の膨張が解消する腹ペタ呼吸法。
痩せていてもポッコリ出てしまう人が多い難敵、下腹。普段の生活に無理なく取り入れられ、ウエスト痩せを実現する「腹ペタ呼吸法」を呼吸整体師の森田愛子さんに教えてもらいます。
撮影・岩本慶三 ヘア&メイク・高松由佳 文・板倉ミキコ
寝起き、就寝前にする腹ペタ呼吸法。
手先や肩など、限られた部位に力みの入った動きを続けると、上腹部が硬直し、下腹部が使われないため浅い呼吸を繰り返してしまう。結果、上半身だけを使う動きがクセとなり、下腹部の力が抜けやすくなり、全身のつながりが失われていくのだ。そこで寝起きと就寝前に、基本の深い呼吸を体に覚えさせつつ、下半身の力みを取り、全身のつながりを取り戻すワークを実践する。
【森田式丹田呼吸】下腹部のしなやかさを取り戻す、深い呼吸。
【足のつけ根ゆるめ】上半身と下半身をつなげる要所をゆるめる。
【足壁1】足をしっかり使い、上半身との連動を意識。
【足壁2】全身に力を通して力み体質を改善。
日中にする腹ペタ呼吸法
日中いつでも実践できる、正しい呼吸法と力みグセの解消法。体の中心で深い呼吸ができるようになる「うずくまり呼吸」は、椅子に座ったままでもできるのが利点。背中全体に息を入れて吐き切ることを繰り返せば、日中のイライラやストレスも解消可能だ。また、食いしばりがクセになっている人におすすめなのが、顔周りの緊張を解く方法。呼吸法と合わせてやってみよう。
【うずくまり呼吸】体の中心で、深い呼吸ができるように。
【食いしばりほどき】首、肩まわりの緊張を呼ぶ食いしばりを解く。
『クロワッサン』952号より
●森田愛子さん 呼吸整体師/〝呼吸で体を育て直す〞をコンセプトに活動を続ける。渋谷鍼灸理学治療室「K-Raku Style」を運営。近著に『奇跡の3日腹ペタ』(ワニブックス)が。
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