からだ
Vol.19 肌のかゆみが続いています。【40歳からのからだ塾WEB版】
ケアは先手必勝
粉ふきは乾燥のサインです。
赤須さんによれば、肌の乾燥は「粉をふいたような状態」から始まります。この時点で、早めに十分な保湿ケアをしておくことがポイント。
- ●肌の乾燥を招く長時間の入浴は避ける(長くても10分程度にとどめる)
- ●入浴後、肌がしっとりしているうちに乳液や保湿クリームを全身に塗る(湿っている状態の方が、保湿剤の浸透がよいため)
- ●季節により、室内の乾燥を防ぐために加湿器を使う
- ●食器洗いは薄手のゴム手袋を使う(お湯が乾燥を招くので手やツメにかからないようにする)
- ●紫外線対策もしっかりと(スキンケア、帽子、衣服の工夫などで)
- ●食事面では、ビタミンB・C、コラーゲン、ヒアルロン酸、血行促進作用のあるビタミンEなどを意識してとる
などで対処しましょう。
ここできちんとケアができていないと「皮脂欠乏性湿疹」へと進んでしまいます。
皮脂欠乏性湿疹とは?
皮膚が乾燥することでかゆみや湿疹などの皮膚炎を起こす病気。
皮膚のバリア機能が低下しているため、以前は何ともなかった化粧品やほこりでさえ刺激となり、しみたり、ピリピリしたり、かゆくなったりと、肌が敏感に反応してしまいます。こうなるとスキンケアでは対処できません。皮膚科で相談しましょう。
皮脂欠乏性湿疹の症例写真
肌の乾燥だけでなく、赤み、かさぶた、強いかゆみなどの症状がある場合は皮脂欠乏性湿疹の可能性が。スキンケアでは改善しないので治療が必要になる。
資料:赤須玲子
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