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女性ホルモン

Vol.16 37歳で結婚。すぐ妊活を始めるべきですか?【40歳からのからだ塾WEB版】

  • 文・及川夕子 イラストレーション・小迎裕美子
今は、30代・40代で結婚、40代で初産というケースも珍しくない時代。子どもはほしいけれど、できれば自然に授かりたい、仕事も続けたいなど、人それぞれの悩みや思いがあるかと思います。
一方で、卵子の老化は避けられず、加齢によって妊娠しにくくなるのも事実。
今回は、30代後半という年齢で妊活を始める場合、どんな選択肢があるのかを、婦人科医師のアドバイスとともに紹介します。

妊活は早く始めるだけ妊娠の確率が高まる

妊孕力(妊娠する力)には個人差がありますが、一般には、35歳以上の妊娠は「高齢妊娠」とされ、20代と比べると妊娠する確率はグンと下がります。年齢とともに、流産率や妊娠高血圧症など合併症のリスクも上がります。
そのため、「30代後半では、自然に妊娠するのを2、3年も待つべきではありません」と、婦人科医の吉形玲美さん。子どもがほしいなら、やはり「早めに動くこと」が近道です。

では、具体的に何をしたらいいかを、見ていきましょう。

妊活の第1ステップ「婦人科健診検診」

妊活のための医療アプローチにはいくつかの選択肢があります。
でもその前に、女性の場合は、これまで婦人科系のトラブルはなかったか、ほかに治すべき病気や不妊の原因となっている疾患はないかなどのチェックが必要です。
「乳がん検診や、子宮がん検診を受けているから大丈夫と思い込んでいませんか。子宮筋腫や卵巣疾患などが見つかった場合には、治療を優先せざるを得ないケースもあります。婦人科で妊娠を前提とした検査を受けておきましょう」(吉形さん)
妊娠には健康な卵子と精子が不可欠です。男性側も同時に検査を受けるようにしたいものです。

妊活に必要な検査とは?

婦人科を受診、妊娠希望であることを伝え、性感染症検査、子宮頸がん検査、経膣エコー検査(内診)、女性ホルモン検査、AMH(抗ミュラーホルモン)検査などを受けましょう。妊娠を急いでいる場合は、医師に予め伝えておきましょう。基礎体温表(最低でも2周期分)を持参するとよいそうです。

AMH検査は、不妊治療を急ぐべきかどうかの目安になる

発育途中の卵胞周辺から分泌されているホルモンを調べる検査。「これから排卵できる卵子がどれくらい残っているか」がわかり、卵巣予備能の目安をつけることができます。費用は7〜8千円程度(医療機関によって異なります)。
AMH値にも個人差がありますが、吉形さんによると、37歳なら検査値は「3」くらいが平均値。この数値が「2」を切ると、卵子数の減少のスピードが速くなる可能性があり(図参照)、不妊治療を急ぐべきかどうかの目安にもなるそうです。

加齢による卵子の数の変化

加齢による卵子の数の変化
出典:吉形 玲美

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