からだ

Vol.1 出血が止まりません【40歳からのからだ塾WEB版】

原因が「女性ホルモンのバランスの乱れ」ならこう対処

「一般的に、40代後半なら閉経が近いと考えるのが自然。閉経前の大量出血で、一番多いケースは【A】女性ホルモンのバランスの乱れ。おそらく、最後の大暴れでしょう」と小山さん。
最後の……!!! (´Д`;)ガーン

というのも、閉経が近づくと卵巣の働きが弱まって、月経がきていても無排卵のことが多いのだとか。
そもそも、月経というのは、排卵の時期になるとエストロゲンが分泌され子宮内膜がふかふかになり、妊娠準備をする→妊娠しなかった→黄体ホルモンが分泌されて内膜がはがれる(月経)という、女性特有のカラダのしくみです。

今回、初めて知ったのですが、排卵がないと、子宮内膜をお掃除してくれる「黄体ホルモン」が分泌されないことが多くなるそうです。
その結果、子宮内膜がどんどん厚くなり、一度にドーッと出血することがしばしば、起こるんですって。
なるほど。“大暴れ”とは、なかなか大胆な表現ですが、「わかりやすいな〜」と妙に納得したのでした。
生理が順調に来ていて、ぱたりと閉経する人もいるそうなので、すべてがこの条件に当てはまるわけではないのですが、カラダからのサインの1つとして知っておきたいですね。
ちなみに、閉経は、1年間、月経がなければ閉経と診断されます。

さて、このケースの対処法。
「閉経すれば治まりますから、通常は様子を見ます」と小山さん。
ただし、出血をくり返すと「貧血」が重くなることもあるそうです。
治療が必要な場合もあるので、不正出血があったらどんなときもそのままにしないで、早めに婦人科医に診てもらいましょう。
また、こうしたケースでホルモン補充療法(HRT)を行うと、出血時期が定期的になり、突然の出血に悩まされることもなくなるそうです。

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