からだ

顔のむくみや腰痛は背中が原因?
すぐにわかる猫背診断。

油断しているとついつい猫背がちに。姿勢だけではなく、健康の改善にもつながる方法を辛酸なめ子さんに体験してもらいました。

あなたの背中は大丈夫? 今すぐ猫背チェック

他人から姿勢が悪いと注意されても、なかなか直らない。それどころか年齢とともに、背中はこわばってさらに丸くなりがち。

「猫背は老けて見られるだけでなく、身体の不調も引き起こします」と話すのは、独自の「パーフェクト整体」で注目される片平悦子さん。

猫背によってお尻やバストが垂れたり、顔がたるんだり、むくみの原因になるなど見た目にもよくないばかりか、骨格を歪ませたり臓器を圧迫するため、腰痛、内臓全般の不調、肺活量の低下、精神的不調などさまざまな悪影響をもたらすという。

今回、片平さんに診てもらったのは、猫背が心配だという辛酸なめ子さん。

「座り仕事が多いので背中が丸くなって、こわばっているんです。首や肩、背中もいつもバリバリに凝っていて。呼吸も浅い感じですね」

「上半身バリバリ」の辛酸なめ子さん(左)に対して、「こんなに硬いと姿勢も悪くなりますよ」と片平悦子さん(右)。

以下の「猫背チェック」リストを試してみると、5つがあてはまり、猫背の傾向あり、と診断された。

【結果】あてはまる項目が

0・・・猫背の心配はいりません。いまの姿勢をキープしましょう。

1〜5・・・猫背の傾向があります。放っておくとどんどん進行する可能性も。

6〜12・・・かなり重症。自覚もしているはずです。

「猫背とまではいかないんですけど、姿勢はよくないですよね」と、片平さん。ちょっと触って診てみましょう、と辛酸さんの肩や背中を押してみる。「カチカチですね〜」

「いたたた〜!」と辛酸さん。

「背中がとくに硬いわね。肩甲骨って本来は飛び出していて、背骨との隙間に指が入るんですよ。辛酸さんの肩甲骨は、とくに右側が埋もれちゃっていて指先も入らないですね。ここが動かないから肩や背中がひどく凝るし、こわばって姿勢も前屈みになります」

猫背は見た目が悪いだけでなく、不調の原因にも。

知らず知らずのうちに、偏った姿勢が固定していた辛酸さん。それは直るのだろうか。

「猫背を直そうと、みんな背筋を伸ばしますが、ポイントは骨盤なんです」

「骨盤?」

「椅子やソファに座るとき、背もたれによりかかって腰で座っていませんか?リラックスはできますが、それでは背骨は伸びないんです。姿勢をよくするのにいちばん大切なことは、〝骨盤を立てて座る〟こと。猫背も簡単に改善されますよ。なによりそうやって座ると、楽なんです」

片平さんのアドバイスはこうだ。まず骨盤を立てて椅子に座る練習をする。それが楽だと身体が覚えれば、立つときも歩くときも猫背にならず、正しい姿勢を保つことができるのだとか。

「正しい姿勢を身につけると同時に、肩こりのこわばりをほぐし、全身の歪みを整えるエクササイズも組み合わせるとさらに効果が。若々しく疲れにくい身体になります。家の中で簡単にできますので試してみてくださいね」

メモを取りながら真剣に聞いていた辛酸さん。

「座り方ひとつで猫背が直るなんて。エクササイズも覚えて、今日から真剣にやってみます」

【NG】見た目が悪いうえ、不調の原因になる。

丸まった背中は老けて見え、うつむいた顔はだらしない印象。体の前面が縮こまり内臓が押しつぶされる。
頸椎の骨と骨の間が 狭く、つぶれている。肋骨が前に傾くので 骨盤との間が狭い。骨盤が倒れてしまい 背骨も歪んでいる。首の骨が前に傾き、 あごが上がっている。
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