減塩がうまくいかない人必見!上手に塩と付き合う方法って? | からだにいいこと | クロワッサン オンライン
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減塩がうまくいかない人必見!
上手に塩と付き合う方法って?

文/写真・宮澤真喜子(クロワッサン倶楽部読者モデル)

有機栽培の赤軸ほうれん草と里芋。さて、減塩との関係は?

有機栽培のほうれん草と里芋。さて、減塩との関係は?


さまざまなスペシャリストが揃うクロワッサン倶楽部の読者モデルが、みなさまからの質問にお答えいたします。


Q
高血圧のため、「減塩」に気をつけようと思っているのですが、普段は和食がメインで、味噌や醤油など知らずに取っていることも多く、なかなか思うように減塩できません。どうしたら塩とうまく付き合えるでしょうか。(東京・51歳・女性)

 

A
こんにちは。クロワッサン倶楽部読者モデルの宮澤真喜子です。

私は、最先端医療の現場で真の健康を追い求めた結果、「食事・運動・睡眠」という原点に立ち返り、現在オーガニックライフを提案する仕事をしています。

全国の農地を訪ね、生産者と対話し、心から信頼できる食材を紹介する食材コーディネーターとして、また家庭菜園の普及活動を通して土や自然環境の大切さを伝える講師としても活動をしています。

さて、質問をいただいた「和食」を食べながら、塩と上手に付き合う方法について。

ユネスコの無形文化遺産にも登録された日本の誇る伝統的な食文化「和食」は、海外の食文化と比べると塩分過多になりやすいと言われています。

こんぶやかつお節などのだし、焼き魚、干物、醤油・味噌・漬物など、和食に欠かすことのできないこれらすべてに沢山の塩が使われているからです。

厚生労働省は昨年4月、日本人の1日の食塩摂取目標量を男性8g未満、女性7g未満に引き下げましたが(それまでは男性9.0g、女性7.5g)たいていの日本人はオーバーしていると言われています。

しかし、健康を気にしすぎて、だしの旨みもなく、薄味の美味しくない食事になってしまっては本末転倒ですよね。食事がストレスになってはいけません。

「食事は美味しくて、楽しいもの」というのが基本です。

摂るのを恐れるより、摂った分だけ出せばいいという気持ちで、質の良い塩を摂り、塩を体内から排出してくれる食品を上手に取り入れることにフォーカスしてみましょう。

質のいい塩って?

最近の健康ブームで「天日塩」がいいらしい。というのはなんとなく分かってきている方が多いと思います。

天日塩とは、海水を地上に汲み上げ、風と太陽の自然の力だけで海水を乾燥させる方法です。

日本には塩田を作るほどの広大な土地はないし、湿度が高く乾燥に時間がかかるので天日塩はほとんど作られていないと聞いています。

「え!?よく日本の海塩が売っているけどそれは違うの?」という声が沢山聞こえてくる気がしますが、日本の海塩はほとんど釜炊きされている塩です。

釜炊きや精製方法などによって含有量の差はあると思いますが、天日塩と比較するとミネラル含有量が著しく減ってしまいます。

更に、塩素とナトリウムが結合し、尿や汗として出て行くはずの塩素が体内に残ってしまい、高血圧を引き起こすと言われています。

以上のことを考えると、質のいい塩は「海外の広大な土地で自然に乾燥された天日塩」ということになりますね。

中でも、私はフランスブルターニュ地方のゲランドの塩をおすすめします。

その理由は日本の有機JASよりもはるかに厳しいと言われているフランスのオーガニック認証「ナチュール・エ・プログレ」を取得しているからです。

オススメの「フランスブルターニュ地方のゲランドの塩」

オススメの「フランスブルターニュ地方のゲランドの塩」

フランスのオーガニック認証「ナチュール・エ・プログレ」があるかをチェック!

フランスのオーガニック認証「ナチュール・エ・プログレ」があるかをチェック!


上手に塩を排出するには?

では、摂った塩を上手に排出するための方法をお伝えします。

このときに大事なのは「カリウム」というミネラルです。カリウムは、体内に塩を吸収させず、排出してくれる栄養素のこと。

カリウムを多く含む食品は、こんぶ・大豆製品・里芋・やまと芋・アボカド・ほうれん草・バナナなどがあります。

ただ、調理損失が多いので、生でいただくかお味噌汁やスープなど汁ごといただけるメニューがおすすめです。

例えば、朝はカリウムたっぷりのアボカドやバナナを使ってスムージーからスタート。

豆乳・バナナ・アボカドにケールを混ぜてグリーンスムージーを作りました。

豆乳・バナナ・アボカドにケールを混ぜてグリーンスムージーを作りました。

有機栽培の赤軸ほうれん草とさといももおすすめです。農薬や化学肥料を使用して栽培された野菜よりも色鮮やかで元気いっぱい。中身がギュッと詰まっているので食べごたえが全然違います。

有機栽培のほうれん草は、えぐみがないので生でも美味しくいただけます。
彩りもきれいな赤軸ほうれん草にパルミジャーノチーズを散らして温泉卵を乗せたら「シーザーサラダ」の完成です。

赤軸ほうれん草がたっぷりのシーザーサラダ。

赤軸ほうれん草がたっぷりのシーザーサラダ。

水に溶けやすい性質を持つカリウムですが、味噌汁のように汁ごといただけるメニューにすれば、ちゃんと栄養素を取り入れることができます。

ちなみに、だしに使った昆布にはグルタミン酸、かつおぶしにはイノシン酸という旨み成分が含まれています。植物性と動物性を合わせると相乗効果により旨みが増すので、塩分を抑えることができます。

2種類以上のだしを使うときは植物性と動物性を合わせるといいですよ。

カリウム豊富なサトイモとねぎのお味噌汁

カリウム豊富なサトイモとねぎのお味噌汁

だしガラは捨てずに再利用。刻んでとろろに混ぜれば、こちらもカリウムたっぷりの一品に。

だしガラは捨てずに再利用。刻んでとろろに混ぜれば、こちらもカリウムたっぷりの一品に。

最後に、「オーガニック食材がいいのはわかっているけど全部変えるのは経済的に難しいから、優先順位を教えて!」と相談を受けることも多いのですが、その時、私は必ず「塩」と答えます。

調味料も水も野菜も、卵も肉も魚も…全部オーガニック!なんて言っていたらお金がいくらあっても足りません。

もし少しずつでも良い食品を取り入れていきたいと思っている方は、毎日必ず使う調味料から変えてみてはいかがでしょうか?

この記事がみなさまの健康に少しでもお役にたてたなら嬉しく思います。


MG_2298-700x1050 宮澤さん

クロワッサン倶楽部
会員番号45

宮澤真喜子



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#ヘルス