からだ
あなたは大丈夫?
太りにくい体を作る、「体幹力」をチェック。
体幹とは頭と手足を除く胴体のこと。体の軸としてはたらく体幹を鍛え、姿勢を正し、動きをなめらかにし、太りにくい体になる方法をフィットネスインストラクターの中村勝美さんに教えていただきました。
まずは自分の体幹力をチェック
1.バンザイをして片方の脚を股関節から後方へまっすぐ上げる。
2.後方に上げた脚を股関節から膝を曲げながら前へ上げる。前後で1回。5回行う。
正しい姿勢を保つのは、体幹を意識する基本。
体幹の箱を作るにはまっすぐ立つ姿勢が基本。接地する両足裏の4点=親指の付け根、小指の付け根、かかとの内側と外側に、均等に重心をおくことを意識する。
1.まっすぐ前を見て、ももを内側に回し、肛門を軽く締める。
2.あごを軽く引き、胸を開いて肩を下げる。腕は体側に下ろす。
呼吸でインナーマッスルを動かして体幹の箱を感じる。
まず下腹部に手を当てて、鼻で吸い口で吐く腹式呼吸をゆっくり繰り返す。その際、下腹部がふくらんだりへこんだりする動きを手で感じよう。次にお腹をひっこめたまま、鼻で吸い鼻で吐く胸式呼吸をゆっくり繰り返す。横隔膜の上下の動きを感じながら何度も繰り返して、体の中にあるたて長の箱を感じとれるまで練習しよう。
1.下腹に手を当て、鼻からゆっくり息を吸って下腹をふくらます。
2.口からゆっくり息を吐きながら下腹をへこます。繰り返し行う。
3.お腹をひっこめたまま、できるだけゆっくり息を吸う。
4.息を吐きながら両手を胸に上げ、横隔膜の上下運動を意識する。
体幹の箱を正しく使う。
体幹の箱を使う最も基本的な体操が「板のポーズ」。腕立て伏せの姿勢で、頭からかかとまで一直線にした状態をキープ。体幹の箱をイメージすると、手足がラクです。
まず頭の位置を体の中心線上に保ち、下腹に力を入れ背骨から引き上げます。かかとで空気を押すようなイメージでこの姿勢を保ってみましょう。箱がしっかりできていれば、腕にはほとんど負担がかかりません。
◎中村勝美さん「継続は力なり」をモットーに、がんばりすぎない運動法を提唱。著書に『太らない! 疲れない!みんなの体幹体操』(池田書店)ほか
『クロワッサン』901号(2015年5月25日号)より
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