下半身が引き締まる、
ポスチュアウォーキング。
「正しく歩くと、脚やお尻はもちろんのこと、お腹や背中、胸から首にいたるまで、全身の筋肉を使うのがわかるはず。何歳から始めても必ず体が変わります」
そう断言するのは、美しい姿勢で歩く「ポスチュアウォーキング」の考案者、KIMIKOさん。
実は、自身も歩くことで体の劇的な変化を経験。産後の体型崩れに悩んでいた30代半ばからウォーキングのレッスンに通い、研究と改良を重ねて独自の歩き方メソッドを考案。
ほかの特別な運動はせず、胸を張って背筋を伸ばし、日常的に美しく歩くことを心が すると、服は13号から11号にサイズダウンし、猫背やむくみも解消。すっきりボディへと変貌しました。失礼ながら、ウォーキングを始める前の35歳より、53歳の今のほうが若々しい。「歩くだけ」で体が変わるポスチュアウォーキングの大きな特徴のひとつは、後ろ重心ということ。
「体の後ろ側の筋肉を使うので、ヒップアップや脚の引き締め効果が抜群です。『お尻のラインが復活した』『パンツが1サイズ小さくなった』という方が多いですね」
背筋を伸ばした状態をキープするため、バストアップや小顔も狙えます。
しかも、一日10分という短時間で効果が出るのがうれしい。
「たった10分間でも毎日正しい歩き方に集中すると、自然と一日中意識するようになります。すると、日常生活に全身運動が増えるので、体が変わって当然なんです。背筋を伸ばして歩くと、これまで使っていなかった全身の筋肉が目覚め、気分も明るくなりますよ」
美しい歩き方を覚えて、体も心も生まれ変わらせましょう。
歩く前の基本的な立ち方

顔を上げてあごを引き、あごと両肩を結ぶ三角形の頂点を高く保つ。胸を開いてデコルテラインを意識。

骨盤は立てるように意識、頭の重さと重心はかかとに置くイメージで。

天使の羽のような谷間をイメージ。お尻と太ももの後ろ側の肉を引き上げ、太もも、膝、ふくらはぎを中央に寄せる。
正しいウォーキングで、ウエストもお尻のラインも復活。

足裏・後ろ重心・腕振りを
意識して、なめらかに歩こう。

かかとから、地面に足をつける。足を反らせすぎず、自然な角度で。

かかとからつま先に向かって足裏を徐々に地面につけて踏みしめる。

足指の付け根辺りで地面を蹴る。お尻が持ち上がるのを意識して。

後ろの足裏で、しっかりと
床を蹴ってから重心を移動。

腕は後ろへ伸ばして、背中や二の腕もすっきり。

体の後ろ側の筋肉を使い、後ろ重心を意識。

かかとを直線上に揃えるのが、美しい歩き方。つま先はこぶし1個分あける。
◎KIMIKOさん・ポスチュアスタイリスト/1961年、岡山生まれ。「ポスチュアウォーキング」を自ら考案。最新刊は『もっと痩せたい人の美しく歩くだけダイエット』(主婦の友社)。
『クロワッサン』901号(2015年5月25日号)より

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