中野ジェームズ修一さんが指南!股関節と膝の楽らくトレーニング(伸ばす編)
撮影・中島慶子 スタイリング・白男川清美 ヘア&メイク・遠藤芹菜 イラストレーション・エイドリアン・ホーガン モデル・くらさわかずえ 文・石飛カノ
股関節は全身にある関節の中でも最大サイズ。しかも上下左右の曲げ伸ばしや回転など、動きの自由度も飛び抜けて高い。トレーナーの中野ジェームズ修一さんは次のように言う。
「諸説ありますが、股関節に関わる筋肉は23個あると言われています。これだけの筋肉が関わっている関節だからこそ自由度も高いのです」
その中でも代表的な筋肉が下のイラストの腸腰筋や大臀筋。
「ところが座っている時間が長い現代人はこれらの筋肉を使わなくなり柔軟性や筋力が低下しています。加齢によってさらにそれが促進されます」
股関節に違和感や痛みを感じるのは座りっぱなしのライフスタイルと加齢のせいというわけ。
一方、股関節と同様、年齢を重ねることで不具合が生じやすいのが膝関節。こちらの動きに主に関わるのは下のイラストの大腿四頭筋やハムストリングスといった筋肉。
「40、50代以降、膝関節の不調の原因は大腿四頭筋やハムストリングスの柔軟性や筋力のアンバランス。さらに関節の滑らかな動きを促す軟骨組織の新陳代謝の低下が考えられます」
前後の筋肉の一方が硬くなったり弱くなったり、軟骨組織の栄養補給がうまくいかなくなったり。これらもまた、不活動が主な原因だという。
「股関節と膝関節、どちらか一方だけが弱るということはありません。ふたつの関節は協調して動くからです」
ならば動こう。楽トレで股関節と膝の不調にサヨナラを。
股関節と膝を支える筋肉群
股関節の動きに関わる代表的な筋肉は、背骨から太ももの骨に至る腸腰筋とその裏側に位置する大臀筋。一方、膝関節の曲げ伸ばしや支持に関わるのは太もも前の大腿四頭筋ともも裏のハムストリングス。
軟骨は新陳代謝する
関節を動かすと軟骨に必要なプロテオグリカンやコラーゲンなどの栄養を含む関節液が循環。軟骨がこれらを吸収し、新陳代謝が起こる。
『クロワッサン』1135号より
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