血糖値は食べ方でどんな上下を見せるのか 実際に計測してみた
イラストレーション・John Danon 文・黒澤 彩 構成・中條裕子
毎晩の晩酌が欠かせない不摂生ライターK。血糖値と高い相関関係がある、皮下の間質液中のブドウ糖濃度であるグルコース値を自分で測定できる医療機器「FreeStyleリブレ」で、血糖値が一日のなかでどのように変化するのかを観察してみた。
「FreeStyleリブレ」とは?
専用のセンサーを上腕に張り付けて、皮膚の下を流れる間質液中のグルコース(ブドウ糖)濃度を測定。その記録を後から好きなタイミングで、専用のスマホアプリで確認できる。
1日目
09:00 白湯
14:00 ハムトーストサンド、コーヒー
18:00 カフェラテ
22:00 みかん(入浴時)
22:30 ビール、芋焼酎お湯割り、チーズ、豚ばらとネギ炒め
23:30 鯛刺身の漬け丼
朝、起きる直前に低血糖になっている模様。1食目のパンを食べたあとの上がり方が急激だった。長年の習慣で朝昼兼用をパンなどで軽く済ませがち。
2日目
08:30 白湯
11:00 全粒粉のパン、カフェオレ
15:30 おにぎり
22:00 みかん(入浴時)
23:00 ビール、日本酒、鶏団子の鍋、〆に豆腐
乱高下が激しくて心配になる。朝のパンよりも、おやつのおにぎりのほうが上がり方が緩やか。夜は鍋でお腹いっぱいになったので炭水化物はなし。
3日目
08:30 白湯
12:00 鶏サラダ付きのオムレツ、コーヒー
15:00 カフェラテ
22:00 ビール、日本酒、白菜とえのきのジョン、チーズ
23:00 明太子スパゲティ
朝・昼ごはんにボリュームのあるオムレツを食べたが血糖値は上がらず。やはり炭水化物がポイント?グラフが毎日まったく違う線を描くのがおもしろい。
測定を体験してみて
今回は短期間のお試しだったが、本来は2週間計測し、グルコース値の傾向を見るもの。その日1食目の炭水化物でどーんと上がるものの、肉や野菜を先に食べるとそれほど上がらない。血糖値をコントロールする上で、炭水化物の量よりも食べ方がポイントなのかもしれない。
『クロワッサン』1133号より
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