何歳になっても颯爽と美しい、安藤優子さんの食事法
撮影・天日恵美子 ヘア&メイク・水落万里子 スタイリング・肱岡香子 文・辻さゆり
わたしの食ルール
1.野菜たっぷりの自炊中心。
2.朝は固形物なし。昼は炭水化物、夜はたんぱく質中心。
3.夕飯は8時には終わらせる。
料理が趣味という安藤さん。冷蔵庫には常備菜をストックしているので、食卓に並べる品数も豊富。朝は青汁に必要な栄養素を入れたオリジナルのジュース、昼は炭水化物中心で、夜はたんぱく質中心の食事を眠る2時間以上前に食べ終えるようにしている。
安藤さん、元気の秘訣って何ですか?
野菜を中心とした 手作り料理で、一食一食を大切に。
ぴんと伸びた背筋に颯爽とした歩き方。安藤優子さんの元気のもとは?
「実はすごい乾燥肌なんです。でも体の外から補うには限りがあるんですよね。だから、少し時間はかかりますが、食物から必要な栄養を摂るようにしています。精神的にも外食が続くと耐えられなくなるので、基本、料理は自分で作っています。毎日のことなので、無理なく続けられる方法で、というのが私のポリシーですね」
多忙な日々にもかかわらず、時間を見つけて料理を作り、冷蔵庫には常に7、8品がストックされている。常備菜をまとめて料理するのは、こんな日だ。
「まず、夫がいないか帰りが遅くなる夜、2匹の犬が寝静まった頃を見計らってワインをポンと開けます。それをチビチビ飲みながら、ひたすら野菜を切ったり、いろいろな作業を5つくらい同時進行しながら作ります。できあがった料理を容器に移して冷蔵庫に入れると気持ちがスーッとするんですよ」
不規則な仕事だけに「暮らしのリズムが崩れると生活が荒れる気がする」という安藤さんは、食事を摂るタイミングも大切にしている。朝は犬の散歩が終わった後、青汁にカルシウムやマグネシウムなど必要な栄養素を入れたジュース。お昼は炭水化物を中心とした食事で、夜は炭水化物控えめで、たんぱく質を中心とした食事を遅くとも8時までに食べ終えるようにしている。
「もう20年以上このやり方で、体重も血糖値もコントロールできています」
皮ごと使う野菜はできるだけ有機のものを、調味料は無添加のものを選んで長年使っている。でも時には市販の冷凍ものを使うなど、「○○でなければならない」という縛りを作らないのも安藤流だ。
「レジャー感覚で好きに作っていると、意外な食材の組み合わせのおいしさに気づくことがあります。これとこれってすごく合う!というような発見がある料理の時間は本当に楽しい。精神的にリセットする時間でもあるんです」
『クロワッサン』1133号より
広告