からだ

古くて新しいアジア発の肌ケア、 糸除毛を体験!

  • 撮影・黒川ひろみ、柳原久子 イラストレーション・sino 構成&文・中條裕子

アジア諸国ではおなじみなのが、糸を使ったうぶ毛の除毛。欧米ではスレッティングという名称で、眉のお手入れ法として定着している。実は古くから行われてきた伝統的な技だが、日本では知る人ぞ知る手法。

拡大鏡を覗きながら、毛の1本ずつに糸を絡ませ弾く力を利用して毛根から抜いていく。太めの糸でまず顔全体を1周し、次に細めの糸を使うとつるつる肌に。

その糸除毛をイラストレーターのsinoさんが初体験した。いつもは「眉周りのうぶ毛処理は諦めてしまっている」というが……。

使うのはシルクの糸。その人のうぶ毛の太さや生え方などを見て、 4種類の中から選ぶ。

「自分で手入れしていないほうがきれいになりやすいですよ。顔のうぶ毛は剃刀で剃ると毛が埋もれてしまい、毛穴がかえって目立ってしまうんです。眉下などは毛抜きを使うという人も多いですが、途中で切れることも。糸除毛は毛根から抜くので状態の持ちもよく、皮脂詰まりも解消できる。糸によるマッサージ効果もあるんです」

鼻の下に生えていたうぶ毛もきれいに。細いうぶ毛と共に角栓も取り除けるので、鼻のざらざらなども解消される。

と、糸除毛専門店のセラピストAkkoさん。毛は抜くことで徐々に薄くなるので、お手入れも楽に。化粧水の入りもよくなり、メイクのノリも変わってくるというのは、うれしい限り。

おでこ、えら、頬、眉周り、鼻周りと、糸を弾きながら顔を1周。普段気にならないほどの細かな毛もなくなり、肌全体がトーンアップ。希望により、眉毛も好みの形に整えてもらえる。

糸除毛専門店ITOCO(イトコ)

肌悩みなどのカウンセリング、施術とフェイシャルを行う、初回体験 糸除毛(75分)5,300円。ほか、眉周り(15分)2,500円〜など。

●東京都目黒区上目黒3・6・23 シティハイツ五十鈴405 
TEL.03・5724・3232 
営業時間10時〜20時 休日:月曜 
https://itoco.co

「最近のオススメはこちら。」肌への負担や痛みを最大限に抑えた電気ニードルが、スキンケアの浸透率を増加。手のひらサイズのシンプルなデザインが特徴。ダーマエアショット 4万4000円(メディキューブ https://themedicube.jp/

sino さん (シノ)

イラストレーター

本誌や美容誌などの雑誌、書籍、WEB等で多岐にわたり活躍。作品はアナログ、デジタル、動画をリアルとバーチャルで展示ほか、NFT販売も。

『クロワッサン』1088号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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