食欲不振なときにぜひ、優しい味わいの煮物を。ズッキーニと鶏肉の塩麹煮【牛尾理恵さんのレシピ】
夏の不調を防ぐには、まずタンパク質を摂ることが肝心。動物性、植物性を取り混ぜ、旬の野菜と合わせて作り置きすれば、いつでも楽に食べられます。
撮影・小川朋央
塩麹効果で柔らかな食感の胸肉と、火を通したズッキーニと。優しい味わいの、夏の煮物。冷やしてそのままはもちろん、牛乳との相性もよし。
【材料(作りやすい分量)】
鶏胸肉 2枚(500g)
塩麹 大さじ4
ズッキーニ 2本(400g)
しょうが 1かけ
にんにく 1かけ
A[水50 ml、酒50 ml、しょうゆ 小さじ2]
【作り方】
1.鶏胸肉はひと口大に切り、塩麹をもみ込んで30分ほどおく。ズッキーニは1.5cm厚さの輪切り(太い場合は半月切り)、しょうが、にんにくは細切りにする。
2.1を厚手の鍋に入れてAを回し加え、蓋をして中火で8分ほど蒸し煮にする。
↓アレンジ
ミルクスープ
牛乳150mlと塩麹煮1/6量を合わせて温め、仕上げにバター5gを加えて粗びきこしょう適量をふる。ご飯を入れてリゾット風にしても。
タンパク質と夏野菜を同時に摂る。
40歳で始めたダイエットがきっかけで、今では筋トレが日課という牛尾理恵さん。週に4回はジムに通っている。
「トレーニングをしたら効率よく筋肉をつけたいので、タンパク質は積極的に摂取しています。水分を貯蔵する筋肉が体についているほうが、熱中症や脱水症状にもなりにくいんですよ」
タンパク質を摂る際には、ビタミンや適度な糖質も同時に、を心がけるとより吸収されやすくなるのだという。
「ビタミンたっぷりの夏野菜と合わせて作り置きしておけば、時間のない朝でもご飯や麺と合わせてさっと一品ができ、タンパク質を手軽に摂ることができます。そうした食事と、自宅でできる簡単な筋トレやウォーキングを合わせれば、夏バテや熱中症の予防にも」
『クロワッサン』1073号より