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ほてり、多汗には豆腐を。ひんやりめかぶオクラやっこ【更年期レシピ】

作るのが億劫で日々の食事がおろそかになっていませんか?
管理栄養士の大島菊枝さんによる手軽なレシピを紹介します。
  • 撮影・中垣美沙 スタイリング・荻野玲子 構成&文・山本有紀 撮影協力・UTUWA TEL.03・6447・0070

ひんやりめかぶオクラやっこ

ほてり、多汗→【豆腐】 

更年期の不快感を和らげる救世主・大豆イソフラボン。

更年期の代表的な症状、ホットフラッシュは、女性ホルモンの減少によるもの。そこで意識したいのが、腸内で女性ホルモンに似た働きをする成分に変わる大豆イソフラボンだ。
「木綿豆腐や納豆で摂るのがおすすめです。めかぶなど水溶性食物繊維で腸内環境を整えることも大切」

【材料(2人分)】
豆腐 1丁
めかぶ 2パック
オクラ 4本
わさび・付属のタレまたはポン酢 各適量

【作り方】
1.オクラは板ずりしてさっと茹で、輪切りにする。
2.器に豆腐を盛り、めかぶとオクラ、わさびをのせる。タレかポン酢を水少々で好みの濃さにしたものをかける。

更年期の不調に効く食材と食べ方。

「40、50代の不調はなんでも更年期のせいにされがちですが、実はそれが落とし穴で、単に栄養不足が原因だったということも多いんです」というのは、管理栄養士の大島菊枝さん。

落ち込みや不眠のような心の不調に関わるビタミンB群や鉄分、骨を丈夫にするカルシウムなどは、いずれもこの世代の女性に不足しやすい栄養素だ。

「太りやすくなったからと、野菜や大豆製品中心の食生活をしている人は要注意です。鉄分やカルシウムは動物性食品から摂るほうが吸収率がいいですし、造血や神経機能に関わるビタミンB12など植物性食品には含まれない栄養素も。また、女性ホルモンや骨、筋肉の材料になるたんぱく質は毎食必須。肉や魚、豆、乳製品から満遍なく摂って」

悩み別に提案してくれたレシピは、献立の副菜や小鉢として取り入れやすく、食欲がない時にもおすすめ。

「更年期の症状で服薬している人は医師に相談しながら、特定の食材を必要以上に摂り過ぎないよう注意しましょう」

大島菊枝

大島菊枝 さん (おおしま・きくえ)

管理栄養士、フードコーディネーター

東京農業大学卒業。大豆イソフラボンなどの研究に従事。著書に『一生太らない食べ方習慣 朝ごはんはすごい』(ワニブックス)。

『クロワッサン』1070号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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