からだ

昔は低血圧だったのに、加齢とともに血圧が上がり心配です。

女性の悩みに応える健康情報を、医師の上符正志さんに教わります。
  • 撮影・森山祐子 イラストレーション・ヤマグチカヨ 文・長谷川未緒

Q. 昔は低血圧だったのに、 最近は血圧が高めで心配です。

A.女性ホルモンの減少は、高血圧の原因に。運動で筋肉量を保ち、血圧の上昇を防ごう。

10代後半から40代前半くらいまでの性成熟期に分泌されるエストロゲンには、脂質の代謝を促し、血管をしなやかにして拡張させる働きがあります。

閉経を迎えてそうした働きをするエストロゲンの分泌が減少すると、LDLコレステロール値が上昇、血管の柔軟性が低下し、血管壁が厚くなるなどするため、血圧が上がりやすくなるのです。

また更年期特有の自律神経の乱れや不安、ストレスなども血圧上昇の原因に。高血圧を放置すると動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳卒中などを引き起こす恐れもあるので注意しましょう。

高血圧の予防には、運動が効果的です。

運動をすると筋肉に酸素や栄養を届けるために血管が拡張し、心臓から送り出された血液を筋肉が補助ポンプとなって送り返してくれるので、結果的に血圧が下がるのです。

全身の筋肉の約70%は下半身にあるので、下半身を鍛えるウォーキングが手軽でおすすめ。とくに自然の中を歩けば、川の音や、土の香りなどに癒やされ、ストレスが軽減。ドーパミンやセロトニンなど幸せホルモンの分泌が促されることも知られています。できるだけこうした時間を取り、高血圧を防ぎましょう。

近くに森などの大自然がなくても、公園や並木道で木々を眺めながら歩いてみて。しっかり深い呼吸をしながら、リズミカルに。
上符正志

上符正志 さん (うわぶ・まさし)

銀座上符メディカルクリニック院長

救急医療センターなどで治療に携わったのち、アンチエイジング医学と出合う。アメリカで最先端治療プログラムを習得し、日本に導入。

『クロワッサン』1066号より

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