介護の実践で重要なのが介護者と被介護者の骨盤の位置です。
「椅子から立つのを介助するときに、ある程度動ける人の場合は適度な距離をとりましょう。近すぎるとその人の前傾を邪魔して、動きを妨げてしまうからです」
また、介護者の骨盤のポジションを低めにとることも大切です。
「介護者の骨盤の位置が高いと、被介護者の前傾を止めてしまいます。すると、介護される人は、頭や体幹の重さがすべて骨盤に乗って『腰が残る』状態となって、立ち上がれなくなります」
介護の実践で重要なのが介護者と被介護者の骨盤の位置です。
「椅子から立つのを介助するときに、ある程度動ける人の場合は適度な距離をとりましょう。近すぎるとその人の前傾を邪魔して、動きを妨げてしまうからです」
また、介護者の骨盤のポジションを低めにとることも大切です。
「介護者の骨盤の位置が高いと、被介護者の前傾を止めてしまいます。すると、介護される人は、頭や体幹の重さがすべて骨盤に乗って『腰が残る』状態となって、立ち上がれなくなります」
基本は一人で椅子から立つときと同じ。介護者は、被介護者の前傾の姿勢をうまく引き出せるよう働きかける。ポイントは骨盤の位置。
(1)被介護者を抱える。介護者の骨盤の位置は高いままでOK。
(2)腰を落として骨盤の位置を相手の骨盤と平行にして、被介護者を前傾させる。すると、おしりが椅子から上がり立ち上がってくる。
(3)被介護者の動きにあわせて、一緒に立ち上がる。
(4)
(NG!)
介護者の骨盤が高い位置にあると、被介護者の前傾をさまたげてしまい、無理やり引っ張り上げることになる。
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