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青菜がとろっとろ、緑の野菜のミネストローネ【有賀薫さんの心と身体を整えるスープレシピ】

朝がくるたびにスープを作り続けて3000日以上。長い年月、元気な朝ばかりじゃない。どんなときも、旬の野菜を使った滋味豊かなスープが心と体を後押ししてくれた。

撮影◦小林キユウ スタイリング◦本郷由紀子 文◦一澤ひらり

何度食べてもホッとする、私の「お守り」スープ。

青菜がとろっとろ。葉野菜の栄養を、フルに味わう喜び。

これはイタリアの青菜の食べ方を応用しています。オイルをたっぷり入れ、青菜を形がなくなるまでクタクタに煮るんです。

葉野菜はまるごと。ほうれんそうの捨てがちな赤い根元の部分も泥をきれいに落として一緒に煮込みます。煮詰めてパスタソースにしてもいいし、豆やジャガイモを入れればボリュームのあるスープになる。自在にアレンジできるスープです。

緑の野菜のミネストローネ

青菜がとろっとろ、緑の野菜のミネストローネ【有賀薫さんの心と身体を整えるスープレシピ】

【材料】3~4人分
ほうれんそう …… 1束
ブロッコリー …… 1個
たまねぎ …… 1/2個
好みのきのこ …… 100g
(マッシュルーム、まいたけ、エリンギなど)
にんにく …… 1片
(好みで)赤唐辛子 …… 1本
オリーブオイル …… 70ml
塩 …… 小さじ2

【作り方】
1.
ほうれんそうは根の先のところだけ小さく切り落とし、3センチほどのざく切りにする。ブロッコリーは花蕾(からい)と茎に分け、花蕾は1房を4つほどに割る。茎は1センチほどの角切り。たまねぎは横半分に切ってから薄切り。にんにくは皮をむいてつぶす。きのこは細かく刻む。赤唐辛子は種を抜く。
2.材料と塩、オリーブオイルをすべて鍋に入れ、水100mlほど加えて蓋をして中火で4~5分加熱する。蓋をあけ、ほうれんそうがくたっと小さくなっていたら全体を混ぜ、さらに水を1000ml加えて煮る。
3.沸騰したら火を弱め、そのまま40分ほど、ブロッコリーが完全に煮崩れるまで煮る。味をみて塩で調える。

  • 有賀 薫

    有賀 薫 さん (ありが・かおる)

    スープ作家

    2011年冬から朝のスープ作りを日々更新中。著書に『3000日以上、毎日スープを作り続けた有賀さんのがんばらないのにおいしいスープ』(文響社)、『朝10分でできるスープ弁当』(マガジンハウス)など。

『Dr.クロワッサン 最新版 免疫力が上がる食べ方』(2020年5月28日発行)より。

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