時にはこれでじゅうぶん、ゆで卵ごはん【腸から温まる、たなかれいこさんのレシピ】
「歳を重ねると体が弱くなるとか、免疫力が落ちると言うけど、そんなの思い込みです」。そう語るたなかれいこさんは、ここ40年間医者知らず。これといって不調もなく、むしろ「いまがいちばん調子いい」状態が毎年続いているとか。どうやらその秘密は食べ方にありそうです。そこで早速、厨房を訪ねることに。楽しそうに調理をするたなかさんの料理には体を冷やさず、腸を温めるための知恵や工夫が詰まっていました。
撮影◦青木和義 文◦葛山あかね
料理をしなくても大丈夫。簡単に元気になれます
見た目通りのシンプルさ。ご飯に半熟卵をのせて、醤油をかけただけの一品です。健康になるためには毎日きちんと料理をしなければ、と肩に力が入るかもしれませんが「ときには、これでじゅうぶん」とたなかさんは言います。
「とくに疲れているときは何もしたくないでしょう。そんなときにはインスタント食品などではなく、ゆで卵ごはん。お腹が満たされるだけでなく、気持ちも落ち着いて元気になれるはずです」
醤油には本醸造のものを。おいしいと感じる量をかけましょう。
ほかにも、椀に味噌と鰹節パウダーを入れてお湯を注ぐだけの味噌汁や、ご飯に塩をまぶした塩むすびもおすすめです。
ゆで卵ごはん
【材料】1人分
ご飯 …… 茶碗1杯分
ゆで卵 …… 1個
醤油 …… お好みで
【作り方】
1.ご飯を器に盛り、ゆで卵をのせて箸で割り、醤油をたっぷりと加えていただく。
『Dr.クロワッサン 最新版 免疫力が上がる食べ方』(2020年5月28日発行)より。