からだ

まとめ髪、前髪カール、ポンパドール。ぺたんこ髪を速攻ボリュームアップするアレンジテク。

年々少なく、細くなる私たちの髪。速攻でボリュームアップできるアレンジテクを美容師の宇野和弘さんに教わりました。
  • 撮影・黒川ひろみ、中島慶子(物) ヘア&メイク・宇野和弘、上久保瑠美(monohair) モデル・向坊奈津美、古庄香哉

大人のポンパドール

盛りすぎない大人仕様のポンパドール。外出先など、ブローできない状況で髪がぺたんこになってしまったときにも活用できる。

顔の印象も一気に華やぐポンパドール。両方の眉山の間ぐらいの幅で作ると、ボリューム感も程よく全体のバランスもいい。

(1)前髪全体にかためないヘアワックスをなじませたら、毛束をやや前側に倒して、根元から5〜6cmぐらいの位置にコームを入れ、根元に向けて動かし逆毛を立てる。

(2)1の工程で膨らんだ前髪を、逆毛を崩さないように手ぐしで斜め後ろに流す。

(3)つむじの前あたりの位置で留める。ピンやクリップなどを使うと簡単。

(4)膨らんだ部分からさらに2〜3カ所、毛束を指でつまんで引き出す。

(5)生え際の薄さが気になる人は、こめかみの残した毛束をふんわり巻いて後方になじませるとカバーしやすい。直径32mmのヘアアイロンがおすすめ。

ふんわり前髪カール

短めの髪型でもマジックカーラーを使えばゴージャスに仕上げることができる。特に薄い生え際の毛を巻くための一工夫も。

自然なレイヤーがつきボリュームアップ。カーラーの数や大きさは、髪質や長さによって調整を(ここでは直径25mmを使用)。

(1)カーラーは前髪で1個、トップで3個使用。まずはトップの髪をクリップなどでブロッキングし、前髪の毛束を水平につかむ。

(2)マジックカーラーを内側に巻いていく。髪質や長さ不足などで巻きにくい場合は、コットンをあてて一緒に巻くと髪がすくいやすくなる。

(3)トップは垂直につかみ上げて巻く。

(4)最後の毛束のみ、外向き(後ろ向き)に巻く。

(5)カーラーの軸の中にドライヤーをあててクセづけをする。各10〜15秒程度。冷ましたらカーラーを外す。

(6)湿度などで崩れが気になる場合は、カール部分を指でつまみながらハードスプレーを。

手抜きに見えないまとめ髪

トップ、サイドと全体的にボリュームを出すことで、低い位置で一つにまとめても貧相になったり老けて見えたりしない。

ねじり+毛束の引き出しにより、低い位置のまとめ髪がフォーマルにも対応できそうな雰囲気に。事前に部分的にヘアアイロンでクセづけすると、よりゴージャスな仕上がりになる。

(1)中間〜毛先にかためないタイプのヘアワックスをつけたら、指でジグザグさせながら髪を分ける。

(2)サイドの髪を2つに分け、ねじっていく。このとき、顔周りの髪は少し残しておくこと。

(3)反対側もねじったら、手ぐしでまとめ、うなじのくぼみの位置でゴムで留める。

(4)ゴムの近くを手で押さえながら、ボリュームを出したい部分を数カ所つまみ出す。

宇野和弘

宇野和弘 さん  (うの・かずひろ)

美容師

東京・町田市のサロン『monohair』オーナー。検証に基づいた髪の手入れ方法を漫画で分かりやすく解説したSNSやホームページが話題。
https://kazuhirouno.jp/

『クロワッサン』1058号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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