年齢が出やすい箇所のひとつが手の甲の血管浮き。
「手は心臓より下にあることが多いので、血液が心臓に戻りにくく、滞りがちに。手の皮膚も年齢とともにコラーゲンが減少し、ハリが失われてシワが目立つようになります。と同時に皮膚も薄くなってきますから、血管がはっきりと見えてしまうんです」
解消するには、こまめに血液を心臓に戻すことが重要、と川上愛子さん。そのために行いたいのが、肩甲骨周りを揉みほぐし老廃物を流すこと。
「手は腕、背中へとつながっています。手だけをケアするのではなく、まずは腕の付け根のリンパ節を揉みほぐし、次に肩甲骨を回して柔らかくします。リンパやリンパ節を動かすことで老廃物もろ過されやすくなります。その後、腕を心臓より高く上げてマッサージ。腕を上げるだけでも効果があります」