からだ

寝る前に白湯を飲んでおくと疲れない。【疲れない睡眠のコツ】

その日の疲れはその日のうちにとることが、 疲れをためないための鉄則。 その早道のひとつが、睡眠の質を高めること。 眠り方のコツを、東京 疲労・睡眠クリニックの梶本修身さんに聞きました。
  • イラストレーション・松元まり子 文・佐野由佳、小沢緑子

私たちの体は、汗をかかなくても呼吸や皮膚から水分が失われています。

さらに年齢を重ねるにつれて、のどの渇きを感じにくくなるため、知らず知らずのうちに脱水状態になっていることも。

脱水状態を起こすと、血圧や心拍を整える自律神経の負担が増えて疲れを感じやすくなるので、日頃から水分をとることを心がけましょう。水分不足からくる疲労感は、ひと口水を飲むだけで、だいぶ軽減されます。

水分は一度に大量に飲んでも体に吸収されにくいので、コップ半分くらい(約80~100ml)の量をこまめに飲むのが理想です。

無自覚の脱水や疲労を防ぐためにも、のどの渇きを感じる前に意識して水分をとりましょう。特に睡眠中は脱水を起こしやすいため、寝る前にコップ1杯の水分をとることをぜひ習慣に。

睡眠前にとる水分は白湯(さゆ)がおすすめです。胃腸が温まると副交感神経が優位になって心が落ち着き、眠りにつきやすくなる効果も期待できます。

梶本修身

監修

梶本修身 さん (かじもと・おさみ)

東京疲労・睡眠クリニック院長

1962年生まれ。医学博士。2016年、「一人でも多くの疲労に悩む人を救いたい」と、東京疲労・睡眠クリニックを開院。穏やかな物腰と的確な診察が信頼を集めている。著者多数。

『Dr.クロワッサン 新装版 疲れないコツ』(2019年7月29日発行)より。

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