整腸作用も。胡麻油風味の高菜炒め【パン・ウェイさんの食養生レシピ】。
ごはんの友にも、麺にあえても
疲れ知らずの常備菜。
疲れ知らずの常備菜。
撮影・岩本慶三 文・一澤ひらり
<胡麻油風味の高菜炒め>
【材料】
高菜漬け(粗微塵切り) …… 1袋(110g)
にんにく(粗微塵切り) …… 大さじ2
生姜(微塵切り) …… 大さじ1
黒砂糖 …… 小さじ1
鶏がらスープの素 …… 小さじ1・1/2
白胡麻油 …… 大さじ1
白胡麻 …… 少々
【作り方】
鍋に白胡麻油をひき、にんにくと生姜を炒める。香りが出たら高菜を加えて、少々炒めてから黒砂糖と鶏がらスープの素を入れて混ぜ炒める。器に移し、白胡麻を振る。
ごはんとの相性抜群で、乳酸菌発酵の整腸作用も。
高菜漬けは、野沢菜漬け、広島菜漬けと並ぶ日本三大菜漬け。塩漬けしてから乳酸菌発酵をさせていて、腸内環境の働きをよくしてくれる。しかも油と相性抜群で、胡麻油で炒めると風味がさらに良くなる。
「高菜チャーハンはもはや定番ですが、おにぎりの真ん中に入れると白米の甘さと高菜の塩気が口中で混ざり合って、とてもおいしいです。麺とあえるのもおすすめです。薬味のにんにくと生姜は元気の素で、体を温めてくれて、殺菌作用もあるので風邪の予防になります」
高菜は栄養価の高い緑黄色野菜で、抗酸化ビタミンといわれるβ-カロテン、ビタミンEを含み、生活習慣病の予防になる。
カリウム、カルシウム、鉄などのミネラルも豊富。高菜のピリッとした辛味成分、アリルイソチオシアネートは抗菌や食欲増進、血栓の予防、さらに抗がん効果も期待されている。
『Dr.クロワッサン 不調が消える、ふだん漢方』(2020年1月28日発行)より。