からだ

パン・ウェイさんの食養生の知恵。「私の料理は家庭薬膳。養生の原点は笑顔です。」

「不調は食べて治すの!」
笑顔でパン・ウェイさん。
パンさんのおばあちゃんは毎日食べ物には体を養い、癒やす力があることを聞かせてくれたそうです。
パンさんが受け継いだ食養生の知恵を紹介します。
  • 撮影・岩本慶三 文・一澤ひらり

私の料理は家庭薬膳。養生の原点は笑顔です。

「子どもの頃、毎朝おばあちゃんに舌を見せるのが習慣で、その状態を見て私が食べる食材や、飲むお茶を決めていました。食べもので体調を整えてくれていたんですね。病気になってからでは遅い。病気にならない体にすることが大事で、日々の体調を整える食事が元気な体を作ると教えてくれました」

と、食養生の原点を語るパン・ウェイさん。体の声に耳を傾けることを学んだ。

「旬の食材を中心としたバランスの取れた食事をすることが大切なんです。夏野菜が体の熱を冷ましてくれるように、旬のものはその季節を健やかに過ごすために必要な栄養が含まれているんです」

そのように健康で長生きするための食の知恵を施した料理が薬膳だ。

「私の薬膳は家庭料理です。生薬を使わず、スーパーなどで手に入る肉や魚、季節の野菜で作ります。難しいことは何もありません。食べるもので体は作られているのだから、食べるもので調子を整えればいい。女性ならむくみや冷え、更年期の不調などを緩和できます。でも一番はおいしいこと。家族が喜ぶ食卓でなければ本当の滋養にはなりませんから」

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