実は毛細血管をぐんぐん増やしてくれる食材が見つかっています。それが、シナモン、ヒハツ(ヒバーチ)、ルイボスティーです。
シナモンはスパイスとしておなじみですが、漢方の生薬でもあります。
ヒハツは沖縄では類似種がヒバーチの名で親しまれている香辛料で、黒こしょうの原種ともいわれています。黒こしょうにも同様の成分が含まれている可能性がありますが、はっきりした分析データはまだないようです。
ヒハツもシナモンも、必要量は1日数ミリグラムで十分。摂りすぎは負担になるのでご注意を。
これらに共通するのはピペリンという成分が含まれていることで、毛細血管にあるTie2(タイツー)(下参照)を活性化する働きがあります。このため血管壁の状態が改善し、ゴースト化した血管を復元したり、血管自体を増やすことにつながります。
ピペリンは血液中の一酸化窒素を増やして血管壁を拡張するため、血流をアップさせ、血圧を下げる働きもあることがわかってきています。