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血管を作る成長ホルモンは眠りの質で分泌量が変わる!

血管は夜眠っている間に再生します。
毎日深くて良質な眠りが得られれば、血管を作るのに必要な成長ホルモンが
しっかり分泌され、健康な毛細血管になります。

文:韮澤恵理 撮影: 鈴木江実子 イラストレーション: ヤマグチ・カヨ 

[ 良い眠りのための環境を整える ]

質のいい睡眠を得るためには生活リズムを整えるとともに、
環境や寝具、パジャマなど心地よく眠るための工夫も大切。

血管を作る成長ホルモンは眠りの質で分泌量が変わる!

眠るときは明かりは完全に消すこと。薄明かりがついていないと眠れない人もいるけれど、慣れれば大丈夫。フットライトなども避けたい。

寝具

血管を作る成長ホルモンは眠りの質で分泌量が変わる!

肌触りがよくて汗がこもらず、体の負担にならない程度の重量のものがいい。枕の形やマットの硬さ、掛けぶとんのフィット感にも心配りを。

温度

血管を作る成長ホルモンは眠りの質で分泌量が変わる!

エアコンは体に悪いと、寒さや暑さを我慢するのはNG。冷風が直接あたったり、乾燥しすぎないように調整し、賢く利用するほうがいい。

パジャマ

血管を作る成長ホルモンは眠りの質で分泌量が変わる!

体を締め付けず、汗の吸収がいいものを選ぶ。部屋着のまま寝たりせず、しっかり寝間着に着替えることが気分の切り替えにも役立つ。

【ほかにもある良い眠りのために】
良い眠りは上で紹介した基本のほかに、香り、音楽なども影響します。リラックスする香りといわれても好きではない香りがしたり、入眠用のCDなども心地よいと感じなければNG。睡眠にいいといわれるものでも試してみて自分に合うか確認しましょう。照明や温度などは、就寝直前ではなく、数時間前から徐々に切り替えるのがおすすめ。夜9時以降は暖かい色合いの間接照明にしたり、快眠の室温にタイマーをセットするなど、しっかり準備を。寝る前は消化の負担になるものを口にせず、ハーブティーなどにするのも大切です。

  • 根来秀行

    監修

    根来秀行 さん (ねごろ・ひでゆき)

    医師、医学博士。

    東京大学大学院医学系研究科内科学専攻博士課程修了。ハーバード大学医学部客員教授、ソルボンヌ大学医学部客員教授、フランス国立保健医学研究機構客員教授、杏林大学医学部客員教授、事業構想大学院大学理事・教授。専門は内科学、腎臓病学、抗加齢医学、睡眠医学など多岐にわたり、最先端の臨床・研究・医学教育の分野で国際的に活躍中。『毛細血管は増やすが勝ち!』(集英社)、『ホルモンを活かせば、一生老化しない』(PHP研究所)、『老けない、太らない、病気にならない 24時間の過ごし方』(幻冬舎)、『【図解】毛細血管が寿命をのばす』(青春出版社)など著書多数。

『Dr.クロワッサン 毛細血管を増やして、血流力をつける!」(2018年11月15日発行)より。

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