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ストレスを感じたら。緊張をゆるめ、自律神経を整える根来式呼吸法を。

緊張やストレス、生活リズムの乱れで自律神経のバランスが乱れていると思ったらまず心を鎮めて呼吸を整えること。
基本の腹式呼吸と根来式呼吸法を紹介します。

文:韮澤恵理 撮影: 鈴木江実子 イラストレーション/秋葉あきこ(構造図)、ヤマグチ・カヨ 

不眠やストレスに効く呼吸法2種

深呼吸時に呼吸を数え、深く吸い込み、ゆっくり吐くことのできる2つの呼吸法にチャレンジしましょう。頭を空にする瞑想の効果も。

4・4・8呼吸法

ストレスを感じたら。緊張をゆるめ、自律神経を整える根来式呼吸法を。

交感神経が優位なときの不眠やストレスに効果的

(1)楽な姿勢で椅子に座るか、自然に立つ。

(2)おへその上に手を当てておなかと胸に意識を集中し、まず息をしっかり吐ききってから吸い込む。これを2〜3回繰り返して準備する。

(3)4秒かけてしっかりおなかがふくらむように十分に息を吸い込み、4秒間息を止める。

(4)その後、8秒かけてゆっくりと息を吐ききる。これをワンセットにして4回行い、一息つき、もうワンセット行う。

※立ったままでも、座禅を組んで行っても効果がある。

10・20呼吸法

ストレスを感じたら。緊張をゆるめ、自律神経を整える根来式呼吸法を。

病気を防ぐ効果もある集中呼吸法

(1)姿勢を正し、背筋を伸ばして椅子に座る、下腹部と肛門に意識を集中し、まず下腹部から空気を全部出すように吐く。

(2)下腹部と肛門の力を抜いて、下腹部をゆっくりふくらませるように10秒かけて深く息を吸い込む。

(3)首や胸の力を抜いてゆっくりと脱力しながら20秒かけて自然と息を吐いていく。このとき肛門もゆっくりと閉じるように意識し、息を完全に吐ききる。

※トータル30秒で1回の呼吸。これを10〜20分かけて、20〜40回繰り返すことで脳内が無になり、自律神経全体がパワーアップ。

呼吸法のレベルを上げていく、 ストレスに合わせた根来式

基本の呼吸法が自然にできるようになったら、今度は腹式呼吸を行う際に数を数えることで、よりリラックス度を上げていく方法を習得しましょう。ストレス度によって呼吸の仕方をレベルアップするのが根来式呼吸法です。

不眠やいらいら、忙しさが続いてどうにも休まらないというときには、上で紹介した4・4・8呼吸法や10・20呼吸法を。よりリラックスするので、精神の高ぶりをリセットできます。時間をかけてゆっくりと息を吸い、吸った時間の倍くらい時間をかけてゆっくりと吐きます。

これだけなので、いつでもどこでもできるのがメリットです。立って行っても座ったままでもOK。頭を空っぽにし、呼吸に集中するのがポイント。

夜になっても交感神経が優位だと、毛細血管の分岐点がゆるまず、末端の血流が悪いままで、夜間に行われるはずの体の再生がうまくいきません。交感神経が優位なまま眠っても睡眠の質が悪く、疲労も解消しません。良い睡眠のためには特にこの呼吸法は夜の習慣にするのがおすすめです。

  • 根来秀行

    監修

    根来秀行 さん (ねごろ・ひでゆき)

    医師、医学博士。

    東京大学大学院医学系研究科内科学専攻博士課程修了。ハーバード大学医学部客員教授、ソルボンヌ大学医学部客員教授、フランス国立保健医学研究機構客員教授、杏林大学医学部客員教授、事業構想大学院大学理事・教授。専門は内科学、腎臓病学、抗加齢医学、睡眠医学など多岐にわたり、最先端の臨床・研究・医学教育の分野で国際的に活躍中。『毛細血管は増やすが勝ち!』(集英社)、『ホルモンを活かせば、一生老化しない』(PHP研究所)、『老けない、太らない、病気にならない 24時間の過ごし方』(幻冬舎)、『【図解】毛細血管が寿命をのばす』(青春出版社)など著書多数。

『Dr.クロワッサン 毛細血管を増やして、血流力をつける!」(2018年11月15日発行)より。

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