腸の健康を保つために食べたい5つのジャンルの食材たち。
便秘外来から肌トラブルまで幅広く対応する医師の小林暁子さんに、心がけて食べたい食材についてたっぷり聞きました。
撮影・千葉充 文・韮澤恵理
海藻・きのこ
・・・・・・・ 海藻 ・・・・・・・
[昆布]
水溶性食物繊維アルギン酸やフコイダンのほか、不溶性食物繊維も非常に豊富。ヨウ素が代謝を上げる。
[わかめ]
水溶性食物繊維はもちろん、カリウム、カルシウム、ヨウ素なども。カロテノイドの一種フコキサンチンも。
[もずく]
水溶性、不溶性の食物繊維がたっぷりで、ビタミンKも豊富。マグネシウムや亜鉛などのミネラルも多い。
[めかぶ]
アルギン酸やフコイダンなどの水溶性食物繊維が多く、わかめの茎の下なので、栄養価も似ている。
・・・・・・・ きのこ ・・・・・・・
[しめじ]
食物繊維はもちろん、ビタミンB群も豊富。ビタミンDが多いので、カルシウムの働きも助ける。
[しいたけ]
食物繊維のほか、コレステロールを減らすエリタデニン、ビタミンDになるエルゴステロールなども豊富。
[舞茸]
食物繊維がともに豊富。β-グルカンが免疫機能をアップし、ビタミンDになるエルゴステロールも。
[マッシュルーム]
食物繊維以外にもβ-グルカン、ビタミン、ミネラルが多い。なかでもカリウムが豊富なので降圧効果も。
[なめこ]
水溶性、不溶性食物繊維がともに多く、ぬめりはコンドロイチンなどの水溶性食物繊維で保水力が高い。
[えのきだけ]
水溶性食物繊維が豊富なので煮るとぬめりが出る。キノコキトサンや、免疫力を上げるEA6という成分も。
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