腸を刺激し代謝もアップする、体幹と下半身を鍛えるスクワット。
文・吉田真緒 撮影・青木和義 スタイリング・高島聖子 モデル くらさわかずえ
スクワットで体幹と下半身を鍛える腸刺激にステップアップ。
[つかまりスクワット]
【楽にできるスクワットで体幹を効率よく鍛える。】
スクワットは、全身を効率よく鍛えられる最高のエクササイズ。でも筋力が必要なので、急にチャレンジするのはキツいものです。最初は椅子やテーブルなどにつかまり、安全でラクなスクワットを。
つかまる物が不安定だと、体重をかけたときに倒れたりしてケガのもとなので、重量のある椅子や固定されている物を選びましょう。
スクワットで体幹が鍛えられと、血流がよくなります。腹筋を使うことで腸のぜん動運動も活発になり、全身の代謝がアップします。
1.テーブルや、安定した椅子の背の前に立ち、両手でつかまる。両足の間隔を肩幅か、それより少し広めに開いて立ち、背筋を伸ばす。
2.息を吐きながら、ひざが90度になるまでゆっくり腰を落とす。ひざが足先より前に出ないように。息を吸いながらゆっくり戻す。1~2を朝晩5回繰り返す。
(難しければ)最初はひざが90度まで曲げられなくてもOK。前かがみにならないように、背筋を伸ばし目線は前へ。
[上半身ひねりスクワット]
【ダイナミックなひねりで下半身と腸に大きな刺激を。】
スクワットに腸刺激をプラスした、上級エクササイズ。顔を正面に向けたまま、真横にひざを曲げることで、ウエストに強いひねりが加わるので、腸に伝わる刺激も絶大。体幹のバランス感覚も培われ、ウエストや太ももの引き締め効果も期待できます。血流がアップして全身が活性化し、交感神経を活発にする昼間のエクササイズです。
上半身が前に倒れないように注意。腰を低く落とすのがつらければ、ひざが床につかなくもOK。無理をせず、できる範囲で動きましょう。
1.足を肩幅よりやや広く開いて立ち、つま先を外側へ向ける。腕を胸の前で交差させ、手のひらを鎖骨の下に当てて肩の力を抜く。
2.顔は正面に向けたまま、左足のかかとを軽く上げ、体を右方向へねじる。左ひざが床に触れるまで腰を落とす。
3.ねじった体を戻しながら腰を上げ、脚を伸ばして1の姿勢に戻る。
4.同じ要領で体を左方向へねじり、右ひざが床に触れるまで腰を落とす。1の姿勢に戻る。1~4を6回くらい繰り返す。
『Dr.クロワッサン 名医が教える腸ストレッチで、自律神経はよみがえる。」(2019年1月15日発行)より。
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