毎日の習慣にしたい6つの腸ストレッチ。
腸を健康に保つために実践したいストレッチを順天堂大学医学部教授、小林弘幸さんに教わります。
文・吉田真緒 撮影・青木和義 スタイリング・高島聖子 モデル ・くらさわかずえ
[上半身伸ばし]
【伸ばすほどに上半身の血流がよくなる。】
お腹から体側、肩、二の腕、肩甲骨まで、上半身を広範囲に伸ばせるストレッチ。ポイントは、顔と腰を正面に向けた状態を保ちながら、しっかりひじを伸ばして引き寄せること。呼吸は止めずに行いましょう。
こうすると、こわばりがほぐれ、腸の周りの筋肉がしなやかに動くようになります。また、血流がよくなり、上半身がポカポカしてきて、手先の冷えの改善にもつながります。体温調節は自律神経の役割です。ストレッチで血流を促すことで、ダブルで体を温める機能を高めましょう。
1.足を肩幅に開いて立ち、両腕を前にまっすぐ伸ばす。右手で左手を下からつかむ。
2.顔を正面に向けたまま、右手を手前に引き寄せ、左腕を伸ばしたまま一緒に寄せる。腕が下がらないように注意。
3.1の姿勢に戻り、今度は左手で右手を下からつかむ。
4.顔を正面に向けたまま、左手を手前に引き寄せ、右腕は伸ばしたままで一緒に寄せる。