おやつ、おつまみに。甘酒クラッカー【白崎茶会のかんたん発酵おやつレシピ】
撮影・青木和義 スタイリング・中里真理子 構成、文・越川典子
おやつはもちろん、おつまみにもなる。
甘酒クラッカー
【材料(直径4cmの丸型20枚分)】
A[地粉80g、片栗粉20g]
B[甘酒(濃縮タイプ)40g、植物油30g、海塩ふたつまみ]
【作り方】
1.ボウルにAを入れ、泡立て器でよく混ぜる。
2.別のボウルにBを入れ、よく混ぜて乳化させる。
3.1と2を合わせ、ヘラで粉っぽさがなくなるまで混ぜてひとまとめにし、5mmくらいの厚さにのばして、型で抜き、楊枝で穴を開ける。
4.160度に温めたオーブンで10分、150度に下げてさらに15分、生地の表面が固くなるまで焼く。
*焼き上がったクラッカーに塩少々をふりかけてもおいしい。
本誌の人気連載「白崎茶会の発酵定食」でもおなじみの白崎裕子さん。
「発酵食、雑穀、乾物は、白崎茶会で毎日使っている食材ばかりです」
この3つを使って、カラダにいい、かんたん、誰が作っても失敗しないおやつレシピを考えてもらった。
「砂糖やバターなどを使わず、小麦粉も最小限にしています。ポイントの食材は、濃縮タイプの甘酒です。甘みを出すのはもちろん、とろみを出したり、焼き菓子を膨らませる役目をしたり、甘酒はとても面白い役割をしてくれます」
結果、甘さ控えめ、飽きずに食べられるおやつができあがった。
「甘く食べたい場合は、はちみつやメープルシロップをかけてください。オリーブオイルや海塩、ハーブ類をかければ、食事やおつまみにもなります」
どのレシピも、混ぜて冷やすだけ、混ぜて焼くだけ。守るべきは3つだけ。
・材料をきちんと量ること。
・よく混ぜる(乳化させる)こと。
・加える順番を守ること。
「必ずおいしくできます」
[白崎茶会で使っている 「発酵・雑穀・乾物」食材]
『クロワッサン』1029号より